【空き家を売るときの税金】実家を建てた金額を知らないと、税金は高くなるかもしれません。
昨日は、
空き家を売ると税金が高くなる理由に
空き家を売ると税金が高くなる理由に
「取得費が安い」ことをお伝えしました。
こちらの記事をご確認ください↓
◉空き家の実家を売ると、
なぜ税金がかかるのか?
取得費とは
「買った金額・建てた金額」のことで、
税金の計算では、この金額が低いと、
税金がかかってくることが多いです。
ではなぜ取得費は低くなるのか?
一つは、
買った金額・建てた金額が不明だと、
「売った金額 × 5%」
が取得費になるからです。
親が若くて元気な遠い昔に、
実家を買ったり建てたりしていると、
領収書や契約書などを紛失してしまい、
買った金額や建てた金額が
わからない場合があります。
こうした場合、
「売った金額 × 5%」を
取得費と見なすことになり、
かなり低い金額になってしまいます。
もう一つは、
買った金額や建てた金額がわかっても、
経過した年の分だけ、
金額が減額されるからです。
(減価償却と言います。)
簡単にいうと、
古くなれば、価値が低くなるのだから、
その分、買った金額・建てた金額から
差し引くよ、
ということです。
税金がかかる金額は、
売った金額(譲渡価額)
ー買った金額・建てた金額(取得費)
ー諸経費(譲渡費用)
で計算されるので、取得費が低くなれば、
それだけ税金のかかる金額は増えるわけです。
空き家を売るときの特例とは、
一定の条件で売れば、
この税金のかかる金額を、
3000万円分はなしにするよ、
というものです。
この特例は、
実家を売る金額が高いほど影響が大きく、
この特例が使えるかどうかで、
手元に残る金額も大きく変わります。
実家を売るか?貸すか?
考えているようでしたら、
空き家の特例が使えるのか?
売ったら手元にいくら残るのか?
を確認して、検討してみてくださいね。