空き家が問題になる本当の理由〜その①

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8月27日のニュースで、
空き家の再販売を活性化させる為の、
減税拡充についての記事がありました

「空き家買取に減税拡充 国交相、流通促進へ業者支援(産経ニュースより)」
http://www.sankei.com/economy/news/170827/ecn1708270003-n1.html

 

空き家を買い取って再販売する不動産業者へ、
買取時のコストを下げ、
流通を促進させようとするのが狙いとのこと。

不動産業者が買い取って再販売する際は、
一定のリノベーション工事を行ない、
マイホームや投資用として販売するわけですが、

減税で取得コストが低くなれば、
その分をより物件の付加価値を上げたり、
耐震補強等の必要な工事に
当てることができるので、
質の高い物件の供給につながります。

この減税策は、平成30年の税制改正要綱に
盛り込むとのことなので、
ぜひ期待したいと思います。

 

しかしながら、
空き家問題の本質は
別のところにあると私は考えます。

一つは人口減少による需要と供給のバランスです。

不動産業者が空き家を買い取って、
リノベーションを行なって価値を上げて、
良質な商品を創っても、
買う人がいなければ、
売ることはできません(当たり前ですが)

あなたのご自宅や職場の周りなど、
少し気にしてみるとわかりますが、
新築住宅やマンションだけでも、
相当数販売され、売れ残っているのが
目につきませんか?

都心部はマンションの販売が多いので、
売れ残りといっても
外見からはわかりづらいですが、
郊外の住宅地に新築が売れ残っていると
あからさまにわかります。

日本の不動産は必ず売れますが、
こういった売れ残った新築物件は、
売れなければ、相当の値下げを
して売り切ります。
(私も実際前職でやっていました。)

これが地方のご実家であったらどうでしょう?

いつかは売れる物件ではありますが、
都市部での販売が苦戦している状況で、
地方の中古物件が、売り手の希望価格や条件で
順調に売却できるかというと疑問がつきます。

また販売金額も都市部の中古物件のように
1000万円単位の物件で
なくなることも多いです。

200万円とか、500万円といった
数百万円レベルの価格です。

こういった価格の物件は売れ残っても、
値下げしようにも値下げできません。

もちろん値下げすることだけが
販売する方法ではありませんが、

お金を支払う側としては、
マイホームとしてなら一世一代、
投資物件ならより投資効率が良くなるように、
真剣に考えます。

ブログでも紹介していますが、
2060年には日本の人口が
今の約3分の1減少するという予測も出ています。
→ http://jikka-akiya.com/?p=884

空き家対策として売却を考えることは、
重要なことですが、
金額だけの問題ではなく、
需要や供給をしっかりリサーチして、
売却は検討してほしいと思います。

次回は
もう一点この記事から読み取れる、
空き家が問題になる理由をお伝えしますね。