【実家の売却】実家の所有者は、本当に売る気がありますか?
実家を売却するにあたり、
大前提になることは、
「実家の所有者に売る意思がある」
ことです。
当たり前でしょ!
と言われてしまうかもしれませんが、
これが最も大切なことで、
これが全ての売却活動の起点となります。
所有者本人に売る意思がなく、
勝手に家族や親族、その他の人が、
売却活動をしていたら、それは違法行為です。
数年前に大手ハウスメーカーが、
所有者に売る意思がない土地を、
騙されて買ってしまい、
大事件になったことがありますが、
所有者の意思に反して売却してしまったら、
犯罪行為となります。
そのために売却の依頼を受ける不動産業者は、
所有者の意思確認はしなければならないですし、
契約時にも本人確認は必要となります。
また名義変更の登記をする際も、
司法書士が必ず売却意思を確認してから、
手続きを進めます。
実家を売るときによく見られるケースは、
親名義の実家を子供や親戚などが、
いかにも自分が所有者であるかのように、
売却の話を進めてしまうことです。
そのような流れになってしまう
気持ちや状況もわからないではありませんが、
まずは所有者の意思を確認することが、
売却活動の第一歩です。
「実家を買いたい人がいるよ」と、
先に買い手を見つけて、
親に売却の意思確認をするケースも
時々見受けられますが、
そうであったとしても、所有者の親には、
何らかの売却の話はしておくべきです。
実家の売却を心配しているところに、
不動産業者や相続や終活の専門家などから、
早く売った方がいいですよ、と
アドバイスを受けることもあると思いますが、
まず最初にするべきことは、
実家の所有者に売る意思があるどうかの確認です。
順番を間違えずに、
実家の売却活動は進めていってくださいね。