「迷惑空き家で取り壊します」と言われたら?
昨日のネットニュースで
以下の記事が目にとまりました。
◉都内でも家が売れない!
”赤字相続”の悲惨すぎる実態
※2018年9月17日
MONEY PLUSより
MONEY PLUSより
記事には、
父親が亡くなった実家に、
東京都内の行政から
「特定空き家に該当することに
認められたため勧告します」
との郵便が来て、
肝を冷やしたという内容がありました。
「特定空き家」は、
周囲に迷惑がかかっていたり、
倒壊の危険があるなどの場合、
行政から指定されるものです。
「特例空き家」に指定されると、
行政で強制撤去でき、
解体・撤去にかかった費用は、
行政から請求されます。
以下の記事もご参照ください。
◉迷惑な空き家の実家は、
強制撤去されます。
強制撤去されます。
◉こんな空き家が
強制撤去されます。
強制撤去されます。
このニュース記事の出来事は、
決して他人事ではありません。
実家を相続したけれど、
住むこともないので、
年に数回、
実家に掃除や空気の入れ替えに
行く人は多いことでしょう。
しかしながら、
自分が実家にいないときに、
実は思いもよらない出来事が
実家周辺に起こっていて、
周囲に迷惑がかかっている場合も
十分あり得ます。
周囲に迷惑がかかっているかどうかは、
周囲の人が判断することです。
実家のある場所で
毎日過ごしている人には、
草木の成長や猫の住み着きなど、
リアルタイムで感じるわけですから、
たまに実家に戻る自分とは、
大きな温度差があるはずです。
それゆえに、相続した実家の管理は、
決して軽く見てはいけません。
この記事中の方は、
その後、早々に実家の清掃し、
住み着いていた猫を追い払うなどして、
衛生上問題ない状態にして、
特定空き家を解除してもらったそうです。
「特定空き家」に指定されたら、
迷惑をかけている程度や
費用の問題も当然ありますが、
まずはできることから
対処して行くのが先決です。
草むしりや室内・室外の清掃、
ゴミの撤去など、
すぐにできることはあるはずですので、
周囲にかけている迷惑を
少しでも減らす行動はすべきでしょう。
合わせて、
今後実家をどうするか?を、
身内や専門家等に相談しましょう。
迷惑空き家となった実家は、
決して1人では解決できません。
(この記事のケースでも、
清掃業者に依頼して、
片付け・清掃を行なっています。)
法律的な相談や不動産に関わるお話も
当然でてきますので、
関わる専門家には
なるべく早い段階から相談して、
今後の実家の対策を
考えていくべきでしょう。
相談することも、
立派な空き家対策のための行動です。
「特定空き家」に指定されたからといって、
最終通告というわけではありませんから、
まずできることから始めて、
今後の対策を考え、行動していきましょう。