「違法建築」って知っていますか?
「違法建築」という言葉を
聞いたことがあるでしょうか?
「違法建築」とは、
法令に違反して建てた建築物
のことを言います。
前回お伝えしました
「建て替えできない家」も、
建ててはいけない土地に
建物を建てた「違法建築」の一つです。
ここでいう違法建築とは、
建物を建ててもいい土地ではあるものの、
法律の規定に合っていない建物が
建っている場合を指します。
具体的には、
本来建てても良い
範囲の面積よりも、
広い面積の建物が
建っている場合
です。
(建ぺい率や容積率といった法令違反です。)
例えば、
100㎡の土地に、
80㎡までしか建てられない場所なのに、
90㎡の建物が建っている。
4階建ての建物で建築の確認を受けたが、
5階建ての建物が建っている。
設計図は2LDKなのに、
実際は3LDKの建物が建っている。
といった具合です。
「違法」というと、
何か物ものしいように
感じるかもしれませんが、
結構多くの違法建築の物件が存在します。
大別すると二つのケースがあります。
一つは
最初から意図的に
規定の面積より
広く建てた場合、
もう一つは
増築や改築によって
面積が増えてしまい、
違法になってしまった場合
です。
前者のケースは、
今はチェックも厳しくなってきたこともあり、
ほとんど見かけなくなりましたが、
後者のケースは、
違反になることを知らずに工事してしまい、
結果、規定の面積をオーバーしてしまった
ということがあります。
こういった違法建築の物件は、
いざ売ろうと想って、売りに出しても、
なかなか売れません。
何故か?
次回に続きます↓
「違法物件は
◯◯が利用できません。」
→ http://jikka-akiya.com/?p=1612