【100年前の家の間取り】こんな特徴に気づきました。
今クラファンで、
実家ロケに掲載いただける家を
募集していますが、
掲載する家は間取りを確認し、
一度書き起こす作業をしています。
間取りを描く作業は、
新卒で初めて教わったことで、
以来30年、描き続けています。
なので、結構間取り図を書くのは
得意な方ですが、
実家ロケに掲載する家の間取りは、
意外と苦戦しています。
どんな家が苦戦しているかというと、
築100年を超える家です。
その家の共通した主な特徴を挙げると
以下のような感じです。
・広い平家。
・和室が多い。
・和室がいくつも繋がっている。
・壁が少ない。
・襖や障子が多い。
・扉が少ない。
・納屋がある。
・家の中に入口となる大きな土間がある。
・長い廊下がある。
この中で一番考えてしまうのが、
襖や障子の位置です。
広くて、壁が少ないので、
襖や障子などの引き違い戸や引き戸が
必然的に多いです。
時代劇でお殿様が登場するシーンで、
何重にも襖が開いて出てくる時がありますが、
まさにそんな襖とか障子です。
この間取りにも
その時代の生活を反映した
大きな意味があるとは思いますが、
間取りを書き起こしながら、
今はどんな使い方ができるのか?
考えますね。
今の時代、これからの時代に合わせつつ、
古き良き時代を残す橋渡しとなるような、
そんな家の使い方を考えていきたいですね。
そのためにも、実家ロケを広めて、
世の中に広く築100年の家を知ってもらい、
古き良き日本の家の使い方を
多くの人が考えもらえるようにしていきたい、
そう想っています。