【人口動態速報】着実に減っている人口に、売ることだけを考えるわけにはいきません。
昨日、厚生労働省から、
日本の人口について、
以下の発表がありました。
◉人口動態調査速報(令和3年12月分)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2021/12.html
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2021/12.html
※厚生労働省HPより
昨年の日本の出生数が84万人ほどで、
6年連続過去最低、
死亡数は145万人と過去最高、
自然増減は60万人減、とのことで、
コロナによる影響が色濃く反映された
統計結果でした。
想定通り、
着実に人口が減っている日本ですが、
新築マンションや一戸建てが、
相変わらず建築されている中、
空き家がこれからさらに増えていくのは
それほど難しいことではなく、
理解できると思います。
今でさえ空き家が多くて困っている中、
さらに増えていったらどうするのか?
メディアでは、
早く売って処分して、逃げ抜けよう、
みたいな記事をよく目にしますが、
売るにも、売る空き家が多すぎて、
かつ、利用する人が減るわけですから、
売り抜けるのも、
今より簡単にはできなくなることでしょう。
場所がいいから、いつかは売れる、
確かに、
どんな不動産もいつかは売れるでしょう。
ただ、いつか売れるからと、
ただ放置していれば、
いいということではありません。
適度に空気の入れ替えや草むしりなど、
維持管理はしなければなりませんし、
自分が良くても
周囲の人たちが困ることもあります。
貸すなり、利用するなり、
適度な活用は、
これから必然となることでしょう。
今までと同じ考え方はもう通じませんし、
こうすればいい、
という明確な手段はありません。
まもなく3月、年度替わりで、
今は人も家も動く時期ですので、
空き家を売ったり、貸したりするには、
一定のニーズはあります。
しかしながら、それすらも定石とは考えず、
これからさらに人口が減っていく中で、
空き家をどう活用していくか?
しっかり考えていきたいですね。