リノベーション工事は検索結果で決める!
昨日は、
これから賃貸募集を行うマンションの
リノベーション内容をお伝えしました。
「トイレ・バスを別にする」工事を行い、
あとは退去時に通常行われる
原状回復やハウスクリーニングなどを
行うことにいたしました。
この工事内容に決めたのは、
コストパフォーマンスが良いと
判断したからですが、
予算だけで決めたわけではありません。
もう一つ大きな決め手になったのは、
「検索条件で
ヒットする条件は何か?」
ヒットする条件は何か?」
を調べた結果です。
具体的にはこんな結果でした。
その駅が最寄りの賃貸マンションは、
不動産業者が閲覧できる検索サイト
(レインズといいます)を見ると、
500件以上ヒットします。
このマンションは、
都内の知名度のある駅から
徒歩5分という好立地で、
最寄り駅と「徒歩5分以内」
で検索すると、136件まで絞られました。
そしてここから、
「トイレ・バス別」の条件を加えると、
83件まで絞られます。
その他、よく選ばれる賃貸条件
「室内洗濯機置き場」「エアコン」
「収納」「洗面台」
を条件に加えると、
45件までに絞られます。
これらの4つの条件は、
元々備わっていたものですが、
「トイレ・バス別」の条件を加えるだけで、
この競合物件がひしめく中から、
かなり絞られてくるのです。
また、間取りは2DKであり、
それで検索すると、
この時点で16件まで絞られます。
間取り上、同棲や新婚での入居希望者を
イメージしていますから、
この視点からでも
トイレ・バス別はほぼ必須条件でしょう。
このように検索結果から
周辺物件と差別化できる条件を探っていくことで
競合激しいこのエリアで選ばれる可能性が、
かなり高くなってくるのです。
何百万円もかけて、
最新の設備をフル装備してして、
室内を素晴らしく綺麗に仕上げたとしても、
それは入居者にとって、必要なものなのか?
疑問が残るところです。
むしろ、
必要なこと、好きなことは、
入居者にやってもらった方が、
好まれる場合もあります。
こうした検索条件で、
リノベーション内容や募集条件を
決めることは、
実家を貸す場合にも当てはまります。
次回は、
一戸建てを貸す場合を考えてみますね。