地元不動産業者の話を、どこまで信じますか?

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先日、
ご相談をいただいたご実家の件で、
ある地方の業者に電話しました。
 
 
 
電話をしたのは、
そのご実家のあるエリアの
売買や賃貸の取引状況や相場を
聞くためです。
 
 
 
 
実家に限らず、
売却の依頼を受けたときには、
 
まずネットに出ている成約事例を見て、
そのエリアでどんな物件が、
 
どのくらいの価格で取引されているのか、
そのエリアの傾向をみます。
 
 
 
自分がよく知っている場所なら、
自分で取引の傾向はわかりますが、
 
初めて取り扱うエリアだと、
成約事例だけでは、
そのエリアの詳細は分かりづらいです。
 
 
 
実際の相場観や
売却しやすいエリアなのかどうかは、
 
やはり
地元の不動産業者に
聞いてみる必要があります。
 
 
 
私のところにも不動産業者から、
よく相場確認の電話はきます。
 
 
 
「吉祥寺周辺で
 土地やマンションを売却する予定だが、
 実際のところどうなのか?」
 
という感じで聞いてくるので、
お互い様と思い、
 
「私が感じる」吉祥寺周辺の売買状況を
お伝えしています。
 
 
 
この「私が感じる」というのが、
不動産業者それぞれ違うもので、
 
実際の成約事例のように、
誰が見ても同じ「客観的事実」ではなく、
 
不動産業者それぞれで
「主観的」な感覚は違います。
 
 
 
長く地元でやっていれば、
 
よくも悪くも、
そのエリアの家や土地の状況は
よく知っています。
 
 
 
だからこそ、
一般には出てこない、
貴重な情報であるわけですが、
 
 
逆に、
長く地元で不動産業をやっているが故に、
 
外からの意見や提案を
積極的に受け入れない傾向も
見受けられます。
 
 
 
確かに長く一つのエリアで
不動産に携わっていれば、
そのエリアのプロです。
 
 
 
誰よりもそのエリアに詳しいのは
疑うことはありませんが、
 
インターネットの発達によって、
世界中の人のライフスタイルが
変わってしまった今、
 
過去の取引事例は
参考にならないことも多々あります。
 
 
 
また、
話を伺う不動産業者の年代によっても、
今のエリア情報の伝え方は違います。
 
 
 
例えば、
私の先輩くらいの年齢である
60代以上の方であれば、
 
実績は豊富ですが、
新しいことへの対応へは慎重ですし、
 
相場観の伝え方も
過去の事例を重視する傾向に見受けられます。
 
 
 
対して、
20代、30代の若手の方であれば、
 
当然のことながら、
今の20代、30代の目線で
そのエリアの状況を見ています。
 
 
 
携帯電話やスマホが
当たり前の時代に生きてきた世代と、
 
60代の人とでは、
ライフィスタイルも違えば、
 
考え方やものの見方も違います。
 
 
 
地方の地元で長くやっている
不動産業者ですと、
比較的年配の方が多いので、
 
 
相場観や取引状況を聞いても、
慎重で、比較的ネガティブな意見が
多いように感じます。
 
 
 
私がいうまでもなく、
今は人々のライフスタイルが多様化して、
生活環境も大きく変わってきました。
 
 
 
私は、
これからの時代を担う若い人の感覚や
新しいことへのチャレンジが、
 
今最も重要視されることだと
考えています。
 
 
 
地元の不動産業者の長年の経験は
貴重で大変重要な情報の一つですが、
 
それだけではなく、
そのエリアにどんな将来が期待できるのか?
 
それを考えることも重要です。
 
 
 
地元の不動産業者の情報を聞きつつ、
 
自分自身の考えや
未来への予測も持つべきです。
 
 
 
状況によっては、
地元不動産業者の意見を無視することも
必要な時があるでしょう。
 
 
 
地元の不動産業者の話を
どこまで信じるか?
 
 
地元不動産業者の情報を
どこまで利用するか?
 
 
 
この判断も、
空き家の実家の活用を考えるには
大切にしたいところですね。