「激安空き家」は、売る人も気づいていないことがあるかもしれません。。
販売価格1円の家とか、100均の家とか、
「激安の空き家」をネットやメディアで、
よく見かけます。
一見「ただ同然!」家が購入できると
思ってしまいますが、
もちろん、そんな美味すぎる話は
そうそうありません。
昨日お伝えしましたように、
・購入してからかかる費用が多額。
・自殺や事件などの曰く付き。
・需要がない、
といった何かしらの理由があるものです。
その具体例をいくつか挙げてみると、
こんな感じです↓
◯購入してからかかる費用が多額。
・水道確保のために井戸を掘る。
・水道管を引き込む費用がかかる。
・擁壁(高いコンクリートの壁)が古くて、
造り直さなければならない。
・屋根に穴が開いている。
・雨漏りしている。
・近隣住民や土地の所有者と揉めていて、
近隣対策費用がかかる。
◯自殺や事件などの曰く付き。
・事件の跡が残っていて、
直したり清掃する費用がかかる。
・霊感を感じる。
・周りの人が状況をよく知っていて、
その家自体をよく思っていない。
(風評被害)
◯需要がない。
・スーパーや病院など、
生活に必要な施設が近くになく、
移動や交通手段に費用がかかる。
・車の維持費がかかる。
・売却を始めてから、何年も売れていない。
これらの事例は、
実際に私が関わった案件での出来事や
調査してわかったことです。
その他にも、
雪国や海沿いの街なら、
雪対策や潮対策だったり、
雪対策や潮対策だったり、
昨今の大雨や地震、台風など、
自然災害対策など、
その地域によってかかる費用もあります。
実家を売ったり、貸したりする側は、
家の不具合など、
家の良し悪しのことなら、
ある程度、わかるとは思います。
しかしながら、
街の生活習慣や環境に関わることは、
長く住んでいると気づかなかったり、
普通の感覚でいることも結構多くあります。
激安空き家で告知している家は、
何かしらの理由はあります。
もちろん、
福祉や社会貢献などの好意的な理由で、
安くしている人もいますが、
いずれにしても、
「何故安いのか?」と購入する側は、
疑問に思いますし、十分に確認します。
実家を売る際には、
不動産業者や関連する専門家の意見の他、
その地域を知らない友人や知人など、
第三者の意見も聞いて、
販売価格以外にかかる費用や
ウィークポイントなど十分に確認・理解し、
あとあとトラブルがないように、
しておきましょう。