片付けなくても売却はできますが。。こんなデメリットにはご注意を。
関東では、
過去最大級の暴風雨が上陸しましたが、
あなたのお住まいやご実家は
あなたのお住まいやご実家は
大丈夫でしたか?
私の自宅は、
幸いにも被害はありませんでしたが、
風と雨が打ち付けてくる感じは、
すごかったですね。
空き家になっている実家は
こんな時に不安になるものです。
特に風の場合は、
自分の家以外のところに、
被害が及ぶ可能性が高いです。
実家が空き家になっているようなら、
最低限、
家のパーツが飛ばされないように、
対策はしておきましょうね。
さて、
家の中を片付けずに、
売却する方法について、
昨日は「競売」を事例にお伝えしました。
競売は、主に「訳あり物件」の場合が多く、
家の中のものをそのまま片付けないで
売却するケースも多くあります。
では、競売でなくても、
家の中のものをそのままにして、
売却することはできるのでしょうか?
答えは「YES」です。
ですが、
いくつか気をつけることはあります。
一つは、
やはり売却金額は安くなります。
置いていくものに価値があれば
話は別ですが、
おおよそ置いていくものには
価値はありません。
買った人も
処分するのにお金や時間がかかったり、
するわけです。
買う側からすれば、
本来、売る側がやるべきことを、
買う側がやるのだから、
その分の金額は考えてほしい、
と、考えるものです。
間に入る不動産業者も同様の考えで、
少なくとも、
相場通りの金額で売却するのは
難しいでしょう。
売却金額の設定は、
片付け費用を考慮して決めるべきです。
また、買う側からすると、
置いてある家具や家電で、
買った後も室内の不具合箇所や状況が
わからないこともあります。
空の状態で、物件を引き渡されれば、
少なくとも、引き渡しの時に、
その家がどんな状態かはわかりますが、
大きな家具や家電が置いてあるままだと、
それを使ったり、
置いたりしているうちはわかりません。
あとあと、
知らなかった不具合箇所が出てきて、
買った人も、
想定外の出費が出る可能性もあり、
後々、トラブルにつながることも
考えられます。
実際の売買契約では、
「付帯物表」「物件状況確認書」で、
置いていくもの、
片付けるものが何なのか?
置いていくならその状態はどうなのか?
など、売る側、買う側双方で確認し、
基本的に、
置いていくもの、片付けないものには、
責任は持たないことを、明確にしておきます。
家の中のものをそのままにして
売却するのは、
片付ける大変さから、
解放されるメリットはありますが、
やはり、買ってくれた人に
迷惑がかからないようにはすべきです。
売る側、貸す側とも、
あとあと嫌な思いをしないためにも、
十分に状況・状態は説明し、
責任の所在は明らかにするようにして、
売却は検討されてくださいね。