イチロー選手が感じた「外国人」から、想い考えること。
日本中に、アメリカ中に
大きな衝撃と感動を与えた、
一昨日のイチロー選手の引退会見。
私もイチロー選手に
影響を受けた一人ですが、
引退会見の
一言一言が胸に沁みました。
イチロー選手の努力する姿、
そのたゆまぬ努力が、
誰もなしえなかった結果をだす姿に、
心折れそうになった時に、
何度も何度も、
チャレンジする勇気をもらいました。
イチロー選手にいただいた
数々の希望や勇気は、
これからも自分の人生で
忘れることなく、
活かされていくことでしょう。
そんな偉大なイチロー選手の会見で、
またひとつ、
教えていただいたことがありました。
それは、
「メジャーリーグにきて、
外国人になったことで、
人の心を慮ったり、
人の痛みを想像したり、
今までなかった自分が現れた」
というコメントです。
「外国人」というワードは、
今最も日本で注目を集める
ワードの一つです。
訪日、在日外国人が増える今の日本は、
外国人との付き合い方も、
イチロー選手がメジャーに渡った時と、
大きく変わりました。
不動産業界でいえば、
外国人入居者が増え、
外国人向けの宿泊・入居物件や
関連サービスが
目立つようになってきました。
とかく外国人との文化や習慣の違いから、
トラブルになるお話を耳にしますが、
イチロー選手の言葉に、
ハッと気づくものがありました。
それは、
日本に滞在、在住する
外国人の心や悩み、痛みを
本気でわかっていない、
わかろうとしていない、
本気でわかっていないから、
トラブルが絶えないのでは?
という思いです。
イチロー選手は、
過酷なメジャーリーグ生活の中での
「孤独」を感じて苦しんでいたと、
会見内容から私は解釈しますが、
日本在住の外国人も
立場は違うにしても、
同じように、
孤独を感じているのでは
ないでしょうか?
もう今の日本は、
「外国人はお断り」「外国語は話せない」
の時代は終わり、
外国人がいる生活が当たり前になりました。
日本人の常識の持ち方を変えて、
外国人であろうが、なかろうが、
共に住む人の心を慮り、
人の心の痛みがわかる、
そんな人間になることを、
あらためて
求められているのではないかと、
引退会見の言葉から感じました。
もっとも
イチロー選手の考えや思いとは
全く違ったものなのかもしれません。
ただ、少なくとも、
イチロー選手が感じ、思い悩んだことを、
私は自分の置かれている立場に置き換え、
活かしていきたい、
それが偉大なるイチロー選手への、
私なりの恩返しと思い、
これからの人生を、
考え、行動していきたいと思います。