「家計のバランスシート」で実家を売却するかどうかを、判断できます
昨日は、
実家の活用の指標に使う
「ライフイベント表」について、
お伝えしました。
本日は、
実家の売却を考える上で重要な
「家計のバランスシート」について、
お伝えします。
◉家計のバランスシート
(日本FP協会HPより)
この表では、
今、一家に
どれだけお金や財産があるのか?
どれだけの借金や負債があるのか?
がわかります。
収入や支出はこの表では関係ありません。
↓ 具体的にはこんな感じです。
ではこの家計のバランスシートを、
どのように実家の活用に活かすのか?
それは
「実家を売却するかどうか?」
の判断に利用できます。
そしてその判断項目は、
大きく二つあります。
まずは一つ目は、
借金や負債をなくす・減らすこと
ができるかどうか?
ができるかどうか?
です。
実家を売却する大きな理由の一つには、
「借金をなくす、減らす」があります。
財産から借金を引いた金額が
プラスなら、
財産で借金は全て返済できるし、
マイナスなら、
財産では借金は返しきれないので、
お金や財産をつくる必要があります。
借金をこれからの収入で支払うのは不安、
残りの借金の額が多すぎる、
といった思いを感じているなら、
実家を売却してお金で、
借金の返済・減額ができます。
もう一つは、
余力資金を確保できるかどうか?
です。
・大学入学資金が足りない。
・老後の準備資金が足りない。
・旅行やレジャー資金を確保したい。
など、
これからの生活で
必要な資金を確保するために、
実家を売却して
まとまったお金を用意することができます。
これからの生活で必要な資金は、
昨日お伝えした
ライフイベント表も合わせて使って、
把握するといいでしょう。
いつ、何があって、
その時いくら必要なのか?
そして、
そのためにいくらお金を
準備しておかなければならないのか?
その資金準備に
実家の売却資金を当てられるのか?
こんな考え方で
実家を売却するかどうかの判断が
できます。
まとめると、
「借金の返済」と
「余力資金の確保」
のために、実家の売却を考える、
その判断材料として、
「家計のバランスシート」をつくる
ということです。
今まで、なんとなく、
このくらいの財産があるなぁ。。
くらいで思っていたことを、
この「家計のバランスシート」
でより明確にして、
実家の活用に
活かしていただけたらと思います。