【家計のキャッシュフロー表】いつまで貸して、いつ売るか?判断できます。
実家の活用に使う指標について
お伝えしてきましたが、
本日はその集大成というべき
指標をご紹介します。
◉家計のキャッシュフロー表
(日本FP協会HPより)
キャッシュフローというと、
会社を経営していたり、
不動産投資をやっている人には、
よく聞く言葉かと思います。
簡単にいうと、
キャッシュフローとは、
お金の出入りを
時系列で表したもので、
時系列で表したもので、
会社であっても、
不動産投資であっても、
家計であっても、
お金が出入りするところには、
全て関わってきます。
いつどれだけの収入があって、
いつどれだけの支出があるか?
が見てわかります。
↓具体的にはこんな感じです。
ではこの家計のキャッシュフローを、
実家の活用にどう活かすか?
このキャッシュフロー表によって、
将来的なお金の出入り
(収入・支出・預貯金など)や、
いつ、どのくらいのお金が
必要なのかが、
「長期的」に見えてきます。
例を挙げるとこんな感じです。
・2年後に子供が大学に入学して、
それから4年間は学費で
家計の支出が増えていく、
・15年後に一旦定年退職して、
再雇用になるため、収入が半減して、
年金をもらうまで一旦貯蓄を切り崩す。
・10年後、現役で働いているうちに、
家のリフォームをしておきたいけど、
屋根、外壁など大工事になりそうで、
まとまった費用が必要になる。
こうした例のように、
いつ、どのくらいのお金が必要なのか?
が分かれば、それに合わせて
実家を活用する手段も見えてきます。
ポイントは、
実家の活用方法を
一つに決めない
ことです。
言い換えると、
「貸す」と「売る」を
組み合わせて、
組み合わせて、
長期的に
実家の活用を考える
実家の活用を考える
ということです。
多くのメディアでは、
売るタイミングだとか、
売ったり、貸したりする
メリット、デメリットなど、
売ること、貸すこと単体での、
提案やアドバイスが多く見受けられます。
そもそも、
実家の活用の仕方は
一つに絞る必要はありませんし、
短期、中期、長期での考え方によって、
活用の仕方を変えていく必要も
あるはずです。
この家計のキャッシュフロー表では、
自分や家族のライフプランで、
お金の必要な時期がわかるので、
その時期や金額に合わせて、
賃貸や売却を考えれば良いのです。
実家が空き家になっていて、
「どうしようかな?・・」
って考えている人は、
今、活用する動機がないわけです。
しかしながら、
今すぐに活用する動機がなくても、
将来活用しなければならない動機
が出てくることもあるはずです。
今回紹介した
「家計のキャッシュフロー表」は、
「長期的に実家の活用を考える
動機に気づくツール」
として、ぜひ利用されてみてください。