「実家の活用」と「不動産投資」は違います。
昨日は、
相続したボロボロの家を
過小評価せずに、
収益をもたらす資産と捉えよう!
という考え方について、お伝えしました。
古い実家を貸して収入を得ることは、
実家の活用の大きな選択肢であり、
私もオススメしたい活用方法です。
しかしながら、実家を
「賃貸収入を得る投資物件」と
考えられる人は、
実際どのくらいいるのでしょうか?
昨日お伝えしたネット記事では、
300万〜400万円くらいの
リフォーム費用を投資として考え、
回収・収益を得ていく、
ということが書かれていました。
実家が空き家になっていて
どうにかしようとしている人が、
「投資」というワードを
考えられるものなのでしょうか?
不動産投資に興味がある人は、
「投資」というワードは
響くとは思いますが、
「どうしようか」と
悩んでいる人に対して、
「投資」という言葉を使っても、
私は意味はないと思います。
なぜなら、
実家を投資物件として
見ていない、または見れない
からです。
実家の活用は、
賃貸マンションやアパートなどの
純粋な不動産投資とは違います。
お金だけの問題ではなく、
実家に対しての
「想い」や「感情」
も大きな要因です。
貸して収入を得て
「大家」になるということには、
変わりありませんが、
実家の活用で悩まれている方は
収益を得ることを、
第一に考えているわけではありません。
結果的には、
どんな実家の活用であっても
お金に関わる話にはなってきますが、
そこに至るまでの
想いや考え方の違いです。
親や今まで過ごしてきた想いも汲んで、
最善の活用を考えること、
それが「実家の活用」ということでは
ないでしょうか?
少なくとも、私はそう考えます。
そして、
自身や家族の幸せな人生のために、
どうやって実家を活かすか、終うか、
そこに重きを置けるかどうかが大切です。
不動産投資も、
最終的には自身や家族の幸せを考えて
行っていることではありますが、
どうしても
収益を上げるためのテクニックや数字に
こだわってしまいがちです。
もちろん、
それは実家という不動産を活用するには
必要な情報の一つではありますが、
実家の活用を考える指標とは違います。
実家の活用は、
ライフプランに関わる指標の方が
大きな要素をしめます。
別の言い方をすると、
「人間臭さを考えるか考えないか?」
とも言えるのではないでしょうか?
メディアでは、
実家の活用のテクニックばかりが
目につきますが、
誰のために、なぜするのか?
そこに重きを置いて、
実家の活用は考えていくべきではないか
と私は想います。