災害時に、空き家を有効活用するために、今やっておきたいこと。
西日本を襲った豪雨災害で、
復興に向けた過酷な状況が強いられている
被災地の状況を
連日ニュースで目の当たりにし、
連日ニュースで目の当たりにし、
あらためて、被災された方々に、
心よりお見舞い申し上げるとともに、
1日も早い生活再建を、日々願っております。
そのような中、被災地の行政も、
生活再建、住居確保のために、
空き家を借り上げ、
「みなし仮設住宅」として
提供する動きも出てきています。
「県、大洲・伊予に仮設建設
宇和島は空き家活用」
宇和島は空き家活用」
(平成30年7月16日 愛媛新聞より)
宇和島市では、
借り上げにあたり、空き家調査を進め、
早ければ入居申し込みから
1週間程度で入居できるよう、
手続きを進めているとのことです。
(7月23日から公開し、
順次入居申し込み手続きを
進めていく予定とのことです。)
空き家の仮設住宅への利用は、
迅速に、早急に、進めていただきたいと、
強く願っていますが、
いくら人道的な対応とはいえ、
空き家を所有者に無断で、
利用するわけにもいきません。
そのための調査を
進めているとのことですが、
空き家所有者側も、
こうした災害時の緊急事態に備えて、
所有者や管理している人など
わかるようにしておきたいものです。
調査方法の概要はわかりませんが、
固定資産税の納税者情報や、
建物の登記上の所有者の確認などが
考えられます。
実家を相続しても、
相続人間の話がまとまらず、
所有者名義を変えずに
そのままにしているケースも
多くメディアで伝えられていますが、
空き家の所有者名義の登記は、
こうした災害時をはじめ、
行政や周辺住民がその空き家を
管理する上でも重要なことです。
「隣の人に緊急連絡先を教えてあるから」
という方もよく耳にしますが、
災害にあった際は、
隣の人も緊急事態で
連絡が取れない場合もあるので、
公的な機関で所有者や連絡先が
わかるようにしておく
必要はあると思います。
また、
空き家の管理状況についても
普段から一定の手入れは必要です。
よく草木が茂って、
周囲に迷惑がかかるといったお話が
メディアで流れていますが、
メディアで流れていますが、
緊急時の避難先として
空き家を考えるならば、
空き家を考えるならば、
空き家の室内、室外ともに、
最低限住める状況は、
常に維持しておきたいところです。
今回は被災された方の
住居としての空き家利用ですが、
住居としての空き家利用ですが、
逆に自分が被災した際の、
一時避難先として
利用するすることも考えられます。
いつもきれいにしておかなければならない
というわけではありませんが、
少なくとも、
すぐ住める状態には
しておきたいものですね。
しておきたいものですね。
部屋いっぱいのゴミやガラクタを
捨てるのに3日かかるとか、
家の内外に、
虫がたくさん入り込んだり、
猫やハクビシンの住処になっているとか、
水が出ない、電気がすぐ使えない、 など、
生活を始めるために、
時間がかかるような状況は
避けておきたいところです。
空き家をどうしようか、
悩まれていらっしゃる方も
多いと思いますが、
災害で突然生活を奪われた方への支援も、
空き家の大きな有効活用の一つと
私は想っています。
空き家の災害時の活用は、
空き家を所有している人にしかできない、
災害支援です。
人として、日本社会の一員として、
被災された方々のために、
空き家活用を考えていただけることを、
切に願っております。