築50年以上の実家でも、立派に活用できます!
先日、
以下の空き家に関するニュースが、
メディアで公開されました。
・全国にある空き家のうち、
約70万戸を総務省が調査したところ、
46.4%が建築や建て替えから
50年以上経過し、老朽化が進んでいる。
・建物を取得した理由は
「相続・贈与」が52.2%で最多だった。
2018年の空き家総数が
848万戸なので、
その10分の1以下の70万戸で
結論は出せそうにない気はしますが、
感覚としては、
「そうだなぁ。。」とは感じます。
そもそも築50年というと
私と同い年です。
私たちの世代は
団塊ジュニア世代の少し前で、
子供が多く、
まだまだ増えていた時です。
今の30代が、子供が小さいうちに、
マイホームを購入するように、
その頃の30代、つまり、
私たちの親世代が、
多く建てたいうことです。
そして、私たち世代が今、
その家を相続して困っている、
という状況でしょう。
私たち世代のために建てた家が、
今、私たちに降りかかっている
社会問題というのも、
なんだか寂しい気はします。。。
50代になり、
子供の教育費がピークを迎えたり、
これから老後の準備が本格化する
私たち世代には、
古いからといって
壊す費用を支出するのも
大きな痛手でしょう。
だからといって、
緊急を要するような事態が
あるわけではないし、
そのまま放置している。
そして、想い入れもありますから、
売ったり、貸したりするのもどうだろう?
そんな状況が自分ごととして、
リアルにイメージできます。
記事の雰囲気からすると、
築50年を過ぎて放置していると困る!
みたいな感じにも受け取れますが、
築50年を過ぎていても、
立派に活用はできるものです。
私が今、管理させていただいたり、
相談させていただいている家も、
築50年以上のものが何件もあります。
ボロボロだから困っているのではなく、
逆に、
「ボロボロだから
好きに使っていいですよ!」
という考え方で、
借りている方も、ご納得され、
有意義に利用されています。
古いから
修理やリフォーム、維持管理に
お金がかかる。。
そんなイメージが一般的ですが、
そんな古い家だからこそ、
求めている人はいます。
マスコミ的には、
「古い家がいっぱいで問題だ!」
のような感じで不安をあおりますが、
有効に活用する方法は、
たくさんあります。
古い実家だからと、
マスコミの不安あおり作戦に
のみ込まれず、
どんな利用方法があるのか?
どんな人が買うのか?借りるのか?
を十分リサーチして、
空き家の実家の活用方法を
探ってみましょうね。