空き家の実家の心配事〜鉄板の「草・猫・火事」〜
前回ご紹介させていただいた
埼玉県所沢市の
空き家の実家の賃貸活用について、
今までの経緯とオーナー様の声を踏まえ、
実家の空き家対策にポイントとなる点を
紐解いていきます。
「埼玉県所沢市 築42年築空き家
賃貸事例の紹介」
→ http://jikka-akiya.com/?p=1720
・ご近所からの苦情→今日はここ
・売れなかった理由
・DIY賃貸による賃貸活用
・入居者の声
・今後売却するにあたり
相続でご実家の所有者となったわけですが、
空き家となったご実家を所有してから、
「ご近所からの苦情」
がありました。
ご実家が空き家になってから、
火事の心配、
草むしりの大変さ、
猫の繁殖、
に、悩まれていたとのことでしたが、
これは私も実際に確認しており、
オーナー様のお気持ちは大変よくわかります。
物件は土地が60坪以上あるゆとりの広さで、
陽あたりが大変良い家です。
ただ空き家の管理となると
その住む好条件が逆に災いし、
草の成長は早く、
そして猫も住み着きやすくなってしまい、
また不審者等の出入りや
火事の心配も出てきてしまいました。
実際、今でもお腹を大きくした猫を
たまに見かけますので、
草が伸び伸びしていたときは、
猫の数もかなり多かったのでしょう。
草については私にも
近所の方から連絡がきたこともあり、
定期的に実家に行って
手入れや草むしりをしないと、
すぐモサモサしてしまう状況でありました。
ビニールシートを地面に貼って、
草が伸びない様にされましたが、
このシートを貼るのに
かかった費用も決して安くはありません。
同じ埼玉県内にお住まいなので、
ご実家に行くのも、
距離的には行きやすいかもしれませんが、
さすがに苦情の度や草が伸びる度にと、
月に2〜3回実家に戻るのは大変なことで、
自身の生活にも支障は出てきます。
こういった草木の管理や火事の心配が、
貸したことでなくなったのは、
お声にもある様に、
大変良かったことだったと思います。
今日本の社会問題になっている
「空き家問題」は、
こういった空き家の維持管理が
大きな原因にもなっています。
実家が空き家のまま
放置されている様なら、
草木の手入れや防災・防犯には
十分に気をつけましょう。