実家が空き家になる理由その⑥〜スムースに実家を引き継ごう(相続)
故郷の実家を宝に変えよう!
実家の空き家対策プロデューサー
細井久男です。
今まで出てきた理由、
これから出てくる理由の根本になり、
実家が空き家になる最も多いきっかけである
「相続」
住んでいた所有者である
両親がいなくなるわけですから、
空き家になるのは当然のことですよね。
(同居している方がいれば別ですが。)
では相続が発生するとどうなるのか?
相続の知識がある方や対策されていた方は
やるべきことはわかるとは思いますが、
相続が発生すると、
かなり多くの手続きをすることになります。
細かい実務的なことは
ここでは取り上げませんが、
一番問題となるのが、
相続財産の配分です。
不動産は現金のように分割できないので、
関係者で話し合いになるわけですが、
「兄弟・親戚間での
折り合いがつかない」
というのが最も多い問題の一つです。
話し合いが折り合わず、
また、相続の権利がある人が
行方不明だったりといったことで、
「相続」が「争族」になり、
その解決のために、
相当の時間が経過してしまうことも
しばしばあります。
相続が発生した実家が空き家になり、
話し合いがなかなか進まず、
時間が経過するとどうなるのか?
・建物の老朽が進みます。
・人の考えが変わります。
・健康状態も年齢とともに
変わっていきます。
・ライフスタイルが変わります。
・関わる人それぞれの
必要金額が変わります。
(教育・医療・事業、その他)
上記のようなことは一例ですが、
状況が変わっていくことで、
余計に話が進まない状況に
なっていくことも十分あり得ます。
そして実家が空き家のまま放置され、
長く空き家のままになることで
様々な問題が生じる現実。
何事もそうですが、
時間がかかり過ぎることで、
いいことはあまりありません。
実家の空き家対策も含め、
生前からできる相続対策は
しておいた方が良いですね。