実家の窓、閉まりますか?
私は、実家がガラス屋であることから、
窓周りのリフォーム業も行っています。
先日、網戸の張り替えの依頼があり、
現場に行った時のことです。
網を張り替えるために、
窓枠から網戸を外そうとしたら、
なかなか網戸が外れませんでした。
ねじを緩めたり、
上下に動かしてもなかなか外れません。
どうして外れないのか??
諸々確認したところ、
窓枠の真ん中あたりが下がっていて、
網戸が外れないことがわかりました。
築50年以上経つような古い家では、
家自体の重さで、
窓枠が歪んでしまうことがあります。
極端にいうと、
四角の窓枠が凹形になってしまうのです。
重さで窓枠の上の方が落ちてきて、
網戸が滑らなくなったり、
外れなくなったりするのです。
古い家は、老朽化と家の重みで、
いろいろな箇所に歪みや隙間が
できてしまいます。
これは木の家である以上、
やむを得ないことです。
窓枠が歪んだからといって、
直ちに家に影響があるわけではありませんが、
これは古い家をこれからどうするかを考える
一つのサインですね。
売るにしても、貸すにしても、住むにしても、
この家をどうするか?
修理するのか、そのままにするのか、
一気に壊すのか?
そんな選択肢を考える機会に
なるのではないでしょうか?
ちなみに今回網戸を張り替えた家は、
築40年以上経ちますが、
この1年くらいで、
売ろうか、貸そうか、考えているようでした。
実家の窓、網戸がどうなっているか?
それもきっかけに
これから実家をどうするか?
考えてみてくださいね。