実家を「DIY賃貸」で貸したあとはどうなるの?
「DIY型賃貸借」は、家や部屋を、
借りる人の好きなようにアレンジできる
のが大きな特徴ですが、
賃貸契約期間が終了したときは
どうなるのでしょうか?
通常の賃貸契約では、
退去時に元通りの戻すのが一般的ですが、
「DIY型賃貸借」では、
借り手がリフォームした箇所は、
そのままの状態で退去することができます。
したがって、借り手は退去するときに、
元通りにするための費用負担は無くなります。
よくあるのが、退去時に、
借り手が預けた敷金から元通りにする費用を
差し引かれるケースですが、
DIY型賃貸借だと、それがなくなるわけです。
借り手としては
敷金が丸々戻ってくることになりますし、
入居中も元に戻すことを考えずに、
自分の思い通りにすることができますから、
借り手にとっては大きな魅力でしょう。
また、
元通りにしないで返してもらうことは、
貸し手にとってもメリットがあります。
いずれ売るのが前提で実家を貸すので、
住んだり、利用してもらっていたほうが、
売るときの印象が違います。
放置され、草が生い茂って、
建物もあちこち壊れたり痛んでいるのが
目につくような家よりも、
やはり最近まで人が住んでいた家の方が、
手入れもされていて、
買い手の印象も良いはずです。
また手入れがされている家なら、
そのまま別の人に借りてもらうことも
できるかもしれません。
そのまま空き家を放置しているよりも、
DIY型賃貸借で貸している方が、
良い展開になる可能性は大きいのです。
「DIY賃貸」は、貸す方にも、借りる方にも
メリットがある賃貸の形です。
いずれ売るのだから、
好きなように実家を使ってくれて構わない、
そう想えるなら、
「実家をDIY賃貸で貸す」ことを
ぜひ考えてみてくださいね。