【実家の宿泊活用】周囲への配慮を忘れずに。
先日、ある地域の空き家物件を
ワーケーション用として提案しました。
紹介した先は、
宿泊業に取り組んでいる法人で、
自分たちの手でリフォームして、
ワーケーションに利用できる家にし、
利用料をいただくビジネスをされています。
言い方を変えると、
その法人がDIY型賃貸借で空き家を借りて、
事業に沿った物件にアレンジする、
そんな空き家の活用方法の提案です。
こうした意向を貸主側に伝えたところ、
不特定多数の人が利用するのではなく、
定住者に借りて欲しい、
とのご意見、ご要望をいただきました。
さらに伺うと、
近年、別荘や宿泊用で借りる業者が多く、
ゴミやマナーなどの問題を心配している、
とのことでした。
ワーケーションは、
「旅先・休暇先でシゴトをする」という
今注目を浴びている働き方の一つです。
空き家の宿泊利用というと、
外国人向けの民泊が代表的ですが、
今は外国人の入国制限もあり、
民泊に変わる空き家の宿泊利用として、
ワーケーションが注目されています。
宿泊客のマナーやゴミ出しなど、
周辺住民・周辺地域への問題は、
民泊が始まる前から
クローズアップされていましたが、
それは今でも続いている問題で、
むしろ、その悪影響の部分が
大きくなっている地域もあります。
せっかく空き家活用の選択肢が増えたのに、
空き家を宿泊利用していることで
悪い面が目立ってきて、
空き家活用の選択肢を
減らしている事態も起きています。
空き家活用の選択肢が増えて、
実家の空き家対策には
追い風がきているところもありますが、
まだまだ全ての地域で、
民泊やワーケーションが、
受け入れられているわけではありません。
ワーケーションも、民泊も、
有効な空き家活用の選択肢で、
空き家の宿泊利用という考えも、
浸透してきてはいますが、
実家のある地域での実情にも配慮して、
実家の空き家対策を考えていきたいですね。