【吉祥寺空き家】新型コロナで、人気エリアの空き家の見通しは?
東京で90人以上のクラスターが
発生したと報道されましたね。
場所は私が昔勤務していた場所の近くで
よく知っているところです。
私の事務所からも、
車で30分くらいのところでもあり、
緊急事態宣言の中、
緊迫の度合いが増してきました。
そんな中、当社がある吉祥寺で、
昭和41年築の空き家について、
ご相談をいただきました。
吉祥寺駅から歩いて15分くらい、
駅前の賑やかな商店を抜けた先の
静かな住宅街の一角にある家で、
そこがご実家である
所有者の方とお会いして、
今のお考えをお聞きしました。
空き家の実家は、
売るしか考えていなかったそうですが、
住みたい街の上位にランクされる
人気エリアの大きなメリットを活かして、
「貸す」ことも十分検討できることを
お伝えさせていただきました。
私が「貸す」ことを提案した理由は、
立地的なメリットだけではありません。
いくら人気エリアとはいえ、
新型コロナウイルスで
生活や経済が混乱しているこの時期に、
希望の条件で、売却できるかどうか?
その見通しも見えないことも
大きな理由でした。
この家も築年数が
50年以上経っているとはいえ、
周辺相場や土地の広さを考えると、
5000万円前後での売却になります。
普通の状態であっても、
売却価格が高くなればなるほど、
購入できる人も少なくなる中、
今緊急事態宣言が出され、
経済活動が大きく減退している今は、
購入を控える人も多いことでしょう。
そもそも、
外出自粛要請期間ですから、
物件を見に、
外へ出る人も多いとは思えません。
新型コロナウイルスの影響が、
半年、1年も続くとも言われている中、
いくら人気エリアであっても、
早々に売却できる見込みがあるとは
言えません。
言えません。
長期間での売却を考えておく必要はあり、
売れるまでの間をどうするかを、
考えた方が良いと、私は判断しました。
まだまだ収束の見通しがたたない
新型コロナウイルス。
人気エリアだから早く売却できると、
今までのように考えず、
長期的な考えで、
空き家活用、空き家売却を考えることも
必要ですね。