【事例で確認】「人に貸す場合」にかかる費用の目安はいくら?
空き家の実家の選択肢を
「費用」で比較してみます。
【事例】
家の広さ:30坪(約100㎡)
築年月:昭和44年11月
土地の売却相場:300万円
普通程度にモノがある。
【ケース】
1、壊して土地で維持する場合
2、そのまま売却する場合
3、壊して土地で売る場合
4、ほったらかしにする場合
5、人に貸す場合
本日は、ケース5の場合です。
「人に貸す」としていますが、
いずれ売ることを前提に一定期間貸す、
ということなので、
「貸して、売る」までをみてみます。
人に貸してから売ると、
賃貸収入と売却収入の両方が得られ、
維持管理費用がかからない、
と収支・費用面からは
他の選択肢に比べて良いですが、
時間(期間)がかかります。
賃貸収入なので、
期間が長ければ長いほど収入は増えますが、
長期的な計画が必要になります。
これからの自身や家族のライフプランとともに
考えてみてくださいね。
【人に貸す場合】
①10年間、月3万円で貸すと、
賃貸収入 月3万円×12ヶ月×10年
=360万円
②その後、そのまま売却すると
土地売却金額300万ー片付け費用60万
ー解体費相当額150万円=150万円
③10年間の税金・保険
税金年2万円×10年+火災保険20万円
=40万円
10年間の収支
=①+②ー③
=360万円+150万円ー40万円
=470万円
※売却時と賃貸収入の税金の計算は、
考慮していません。
※各項目の試算数値は以下の設定です。
・解体費用
家の広さ(坪)× 5万円(木造)
解体費についてはこちら
・片付け費用(普通) 60万円
片付け費用についてはこちら
・税金=固定資産税
家あり 年2万円
土地だけ 年12万円
固定資産税についてはこちら
・火災保険
保険金額1000万円、保険期間10年
木造、地震保険あり、家財なし