【空き家の福祉活用】偏見のない理解を願います。
先日、取引先の不動産業者から、
都内の空き家の情報をいただきました。
以前よりお話の概要は伺っていましたが、
具体的に場所や間取りなど、
細かい情報をいただいたとのことで、
諸々状況をお伺いいたしました。
この空き家のオーナー様は、
社会福祉に大変理解がある方で、
この空き家を
福祉活用してほしい、
とのお話を、ずっとされていたそうです。
私が
「障がい者向けグループホームに
利用できる空き家を探している」
との相談を、
取引先の不動産業者に話していたところ、
このオーナー様を繋いでいただきました。
ご紹介いただいた空き家情報は、
グループホームを設立するには、
いくつか確認することがありましたが、
それよりも、
社会福祉に空き家を利用して欲しい、
とお考えいただけることが大変嬉しいですね。
私は、障がい者向けグループホームを
設立したい事業者へ、
それに利用できる物件を探していますが、
オーナー様の理解が得られないことが多く、
物件探しに難航することがほとんどです。
障がい者が入居することで、
周囲に迷惑をかけるんじゃないか?
とか、
普通の方に借りて欲しい、、
とか、
私からすると、「偏見」としか
受け取れない理由で、断られます。
グループホームは、
常に誰かしらが入居者を見守っていたり、
サポートしたりしているので、
最初から「迷惑をかける」と
決めつけられることはありません。
普段接することが少なかったり、
思い込みが先行してしまったりして、
多くの事例がある健常者に
入居を限定してしまうのだと私は思います。
今回、空き家の福祉活用に、
ご理解いただけるオーナー様に出会えたのは、
私自身、大変嬉しく、
本当にありがたいと想っています。
障がい者が将来にわたって
安心して暮らせる住まいの確保は、
本人や家族にとっては切実な問題です。
私も他人事ではなく、
その深刻さを感じています。
今回いただいた空き家のお話をきっかけに、
空き家を持っている方へ、
偏見や誤解がなく、
空き家の福祉活用を理解してもらえるよう、
尽力していきたいと思います。