空き家を貸すと、税金は安くなりません。
昨日は、
空き家を売ったときの特例について、
お伝えしました。
◉空き家を売った時の特例
※国税庁HPより
空き家の売却は、
空き家の活用の一つですが、
では、空き家が売れない、
または、時間がかかる場合は
どうなのでしょうか?
このメルマガでは、
売れないなら、貸しませんか?
という考えのもと、
「実家を貸す」提案をしています。
「貸す」というのは、
空き家活用の大きな選択肢の一つですが、
空き家を売ったときの特例の適用条件に
相続した住宅を、売却する時まで、
貸したり事業に利用していないこと
というのがあります。
つまり、
売却するまでに貸してしまうと、
この特例は使えない
ので、
税金は安くなりません。
「貸してから、売る」のは、
税金上のメリットは低いということです。
実家の活用を考えるには、
空き家をすぐ売って、
税金をかからないようにするか?
それとも、税金はかかっても、
不動産収入の確保や
維持管理のコスト削減をするか?
どちらを選ぶかの問題になります。
想定する賃貸期間での
収入&維持管理コスト削減額と、
特例を生かした、
早く売却することによる節税額
を比較して、
実家の活用方法を決めるのも
一案かと思います。