実家の売却に困っても、「詐欺」には注意して!
一昨日、
銀行の支店が舞台となっている
「集団左遷」のドラマを見ていたら、
地面師詐欺の話が出ていました。
銀行の支店長が、
不動産会社の上役を確認せず、
危うく40億をだまし取られるところ、
とストーリーでした。
一昨年、
大手ハウスメーカーが
地面師による巨額詐欺事件の
被害に遭って、
地面師や不動産詐欺の話題が
テレビや各種メディアで
見かけることが多くなりました。
結構、
人ごとのように思っている人も
多いかも知れませんが、
こうした不動産詐欺のお話は、
意外と身近にも潜んでいます。
例えば、
地方に原野のような土地を持っていて、
ある日突然、都内の不動産業者から、
「相場並みの価格で買い取りたい」
なんてお話が来る時があります。
所有している本人が、
「こんな土地売れるのかね?」とか、
「どうやって利用したらいいのだろう?」
とか思っている中で、
相場に近い金額で買い取りたい、
なんてお話が来たら、
まず疑った方がいいですね。
こうしたお話は、結構多く、
私も数回、お客様から
「こんないい価格で
買ってくれるらしいけど、どうなの?」
といった相談を受けたことがあります。
もちろん、
まっとうな商談として、
話を持ってくる不動産業者もいます。
しかしながら、
私が相談した弁護士に言わせると、
「ほとんどが詐欺」という認識です。
なかなか売れない。。と思っている
実家や土地を持っていても、
何も行動しないうちから、
安易に買い取り話にのるのは
要注意です。
話を持ってきた業者の身元を確認したり、
売ろうとしている
実家や土地の現状を確認したりして、
まずは自分で調べて、
「詐欺」を疑ってくださいね。
また、何よりも、
「何もしない」で、
業者から買い取りの話が来るのを
待っているのではなく、
一度は信頼する業者に依頼して、
「売却活動」をしてみてください。
実際に売却活動をしてみれば、
売ろうとしている実家や土地の
販売状況やニーズがリアルにわかります。
自分で行動してみて、
売却の問題点を見つけて、
その結果、
どうしても不動産業者に
買い取ってもらった方が良い
ということなら、
依頼した不動産業者を通じて
探してもらうといいでしょう。
遠方にあって状況がわかりづらい
不動産だからこそ、
信頼でき、相談できるパートナーと共に、
守り、考え、活かしてくださいね。