外国人に実家を貸すのは、どうなんだろう?
2月も半ばを過ぎて、
学生の合格発表や転勤辞令など、
多くなってきた時期になりましたね。
新しい生活を始めるための
賃貸アパート、マンションを
探す人が最も多い時期であり、
不動産賃貸業界は、まさに今が、
1年の中で一番の繁忙期でもあります。
探しに来る人は、
外国人の留学生や
労働者・ビジネスマンも多くなり、
外国語で対応できる
不動産業者も多くなってきました。
また、
東京オリンピック・パラリンピックに向けた
外国人の宿泊先を確保するために、
民泊を運営する事業者や
空き家を民泊に利用する個人の方も
増えてきました。
外国人が訪日・移住する状況が
普通になってきた今、
空いている実家を、
外国人向けに貸し出すことも、
実家の活用を考える上では
重要な選択肢です。
しかしながら、正直なところ、
「外国人に実家を貸すのは
どうなんだろう?」
と心配される方は多いと思います。
ネットや各メディアでは、
民泊を利用する外国人利用者の
マナー違反やトラブルが、
多く伝えられていますし、
街で外国人に話しかけられても、
うまく伝えられない、
または避けてしまう人も、
いることでしょう。
外国人が実家エリアの
生活習慣に溶け込めるのか?
言葉は通じるのか?
トラブルは起こさないだろうか?
などなど、
いざ実家を外国人に貸そうと思ったら、
不安なこと、気になることは
多いと思います。
そこで、そんな不安を
少しでも解消できるように、
私や私の周りの不動産業者から見た、
リアルの外国人の賃貸の実情や
外国人への実家の貸し方など、
次回から、お伝えしたいと思います。
「うちは外国人はお断り!」
なんて言っている時代は終わりました。
インターネットの普及で
世界とのつながりが近くなった今、
外国人と生活を共にするのは、
もはや当たり前の時代です。
東京オリンピック・パラリンピックは
外国人との生活を始めるにあたっては、
最高のチャンスでもあります。
せっかくのこのチャンスに、
外国人を受け入れる
家と心の準備を今からしておきましょう。