実家の近所の人は「あなたの知らない情報」を持っています。
自分の実家を売却しようと思った時、
あなたはは、近所の人に
紹介しようと考えますか?
「実家から出てきて相当年数も経っているし、
空き家になっているんだから、
別に気にすることはないよ」
と考えて、
実家の売却は進める人は多いでしょう。
実家を近所の人に紹介して売却するのは、
効率の良い売却活動です。
具体的なの売却活動としては、
・看板やポスティングで
近所に売却する家の情報を知らせる、
・実家の近所の仲のいい人や知り合いに、
直接売却していることを伝えたりする、
などが考えられます。
近所の人だったら、
周辺の環境もよく知っているし、
住み慣れた場所だから、
立地条件はすぐご理解いただけますよね。
売却していることを
知らせる範囲も狭く
依頼者自身でできる売却活動の一つですので、
近所の人への紹介はぜひ行って欲しいですね。
近所への紹介にあたっては、
注意点もあります。
近所だけに
実家周辺のことよく知っていますが、
よく知っているが故に、
売却する人も知らない地元情報には
詳しいということです。
売却しようとする家や周辺環境の
より詳しい情報を知っている
ということは良いことです。
そうした地元に詳しい人が、
購入してくれれば問題ないのですが、
間取りや予算など購入を検討した結果、
折り合いがつかず、
購入しないことはもちろんあります。
しかしながら、
その検討しているやり取りの中で、
今まで売却しようとする人が
知らなかった近所の情報を
知ってしまうこともあるわけです。
それが売却するのに
良い情報ならいいですが、
逆の場合もあり得ます。
これは実際の私の経験ですが、
ある事件があった近くで、
一戸建てを販売していた時、
その情報を詳しく知りたいと思い、
近所の人に聞いていました。
その物件で
事件があったことは知っていましたが、
その近所の人は、
その内容をよく覚えていて、
私に詳細をこと細かに教えてくれました。
その内容は、かなり凄惨なもので、
聞いていて、怖くなったのを覚えています。
そんな内容を知ったからには、
いくら凄惨な内容でも
買う人に伝えなければなりませんし、
それを納得してもらった上で、
買っていただかないといけません、
その家をご検討された方には、
近所の人から聞いた内容を全てご説明し、
その事件の内容をご納得いただいた上で、
お客様には買っていただきました。
近所の人は身近に起こった出来事は、
よく知っています。
事件でなくても、近所の人から、
購入する人が購入した後の生活や
心理的に関わる情報を聞いたら、
購入者に伝えなければなりません。
近所の人は、
有力な購入希望者にもなり、
詳細な情報提供者にもなります。
自分が売ろうとしている実家の、
自分が知らない情報を知るためにも、
近所の人には、
ご紹介、アピールはしておくといいですね。