実家の幸せな終わらせ方
昭和42年築の
古い一戸建ての事例の最後に、
今後売却について考えてみます。
【埼玉県所沢市
昭和42年築空き家
賃貸活用事例のご紹介】
→ http://jikka-akiya.com/?p=1720
・近所からの苦情
・売れなかった理由
・DIY賃貸による賃貸活用
・入居者の声
・今後売却するにあたり
→今日はここ
今後の売却するときがきたら、
売却資金を何に利用されたいか
お聞きしましたところ、
・子供の教育費
・老後の蓄え
・旅行資金
とのご回答をいただきました。
売却の根本的な理由は
「もう住まいないし、利用しないから」
ですが、
当初から少なからず
売却したい理由の中にこれらの希望は
あったとは想います。
しかしそれと同等以上に
草や猫や火事の心配も
売却理由にあったのかとも察します。
見方を変えて、
時系列で見るとこんな感じに
なるのではないでしょうか?
・草・猫・火事の心配で
売りたい気持ちが大きい。
↓
・貸して、心配事がなくなった。
毎月、定期的な収入がある。
実家が売りやすい状況になった。
↓
・いずれ売却したら、
その資金で将来の幸せのために
お金を使いたい。
生まれ育った実家を売却するにあたって、
だんだん心配事がなくなり、
自身や家族のライフプランや夢を
考える余裕が出てくるようになり、
迷惑回避から
ライフプランの実現へ、
売却理由が変わってきている
ようにも私は感じます。
親が残してくれた実家という財産を、
自分のライフプランを
実現するために利用できることは、
最高の親孝行ではないでしょうか?
例え自分が住むことはなくても、
最後の最後まで住む人がいてくれて、
実家も大往生で売却できるような
気持ちにもなるのではないでしょうか?
実家が空き家になる大きな理由に一つに、
「想い入れ」があることを
このブログでも掲載させて
いただいたことがありますが、
こういった最後まで大事に
実家を利用させてもらったという
「想い入れのしまい方」
もあって良いかと私は想います。
そして、それが日本の空き家の増加を
止める一歩にも繋がり、広い目でみれば
日本の未来の幸せに一歩近づくようにも
感じます。
実家の将来をマイナスな気持ちで考えず、
自身のライフプランの実現のためと
ポジティブに捉えることも、
実家の空き家対策には
大切な要因の一つになるのではないか
と私は想います。