「人生100年時代」の実家の考え方
昨日、読者の方からいただいたメールに
「人生100年」という言葉が
記されていました。
「100年か。。。」と、20代の頃は、
遠く縁のない言葉と思っていましたが、
90歳以上の方が、
身近にたくさんいる今の現状を見ると、
私たち世代は、
本当に100歳が当たり前になるのかな、
と現実感が湧いてきます。
今年9月14日の厚生労働省の発表では、
平成30年9月1日現在の
100歳以上の人口は69785人と、
48年連続で
過去最高を更新しているとのこと。
また、
11月20日の総務省統計局からの公表では、
今年11月1日現在の
日本の人口(概算値)は1億2645万人
とのことですので、
現在の日本の人口に占める
100歳以上の方の割合は約0.055%に
なります。
↓ 詳細はこちら
◯厚生労働省 HPより
◯総務省統計局HPより
100歳の寿命が当たり前になってくると、
実家のあり方、活用の仕方も、
親が100歳まで生きることを前提に
考えることになってくることでしょう。
親が高齢者施設に入ったり、
子供と同居したりして、
実家が空いていれば、
売却や賃貸での活用を考えることは
できます。
親が実家で住み続けたり、
親が高齢者施設や病院に入っていても、
帰る場所を残しておきたいと
いうことであれば、
掃除や草むしりなどの空き家の管理や
リフォーム、建て替えなどして、
住める状況をつくっておくことも
必要になってくるでしょう。
大切なのは、
親の気持ちであり、考え方です。
私たち2代世代は、
「高齢だから心配」「空き家をどうしよう」
といった考え方で、
実家のあり方を考えてしまいがちですが、
実家をつくり、守ってきた
親の気持ちや立場は全く別のものです。
人生100年時代の今、
親が元気なうちに、
親の気持ちや考えを聞いて、
実家の将来は考えていくべきではないかと
私は思います。