実家のことを相談できる「不動産業者」の選び方
実家が空き家になった時に
相談する先として、
「不動産業者」が挙げられます。
「実家」=「住宅」=「不動産」で、
「売る」「貸す」「住む」「利用する」
とどれをとっても、
実務的に関わってくるので、
相談する先として、
当然に挙がってくることでしょう。
では、
不動産業者でも、
どんな分野の不動産業者
に相談すれば良いのでしょう?
一口に不動産業者といっても、
ざっと挙げるだけでも、
下記のように様々な分野の
不動産業者がいます。
◉売買
・新築一戸建て販売
・新築居住用マンション販売
・新築投資用マンション販売
・中古マンション販売
・中古一戸建て販売
・アパート販売
・1棟収益マンション販売
・土地分譲販売
・競売
◉賃貸
・居住用アパート・マンション賃貸
・店舗・事務所賃貸
・ビルの賃貸
◉管理
・居住用アパート・マンション管理
・シェアハウス管理
・民泊業者
・空き家管理業者
など
そして、
扱う物件のエリアや規模だったり、
マイホーム向けや大家さん向けといった
顧客別だったり、
取り扱う分野が多岐に渡っています。
これだけあると、
不動産業者に一口で相談するといっても、
迷いますよね。
要するに、
空き家の実家のことを、
不動産業者に相談するといっても、
それぞれ得意だったり、
注力する分野があるので、
不動産業者の中でも
選ばなくてはならないのです。
仮にあなたが、
九州から東京に上京してきた人だとして、
相続で実家を受け継いだ場合、
不動産業者に相談しようと想ったら、
どんな業者を選びますか?
まず考えるのは、
・地元九州の業者
・今住んでいる東京の不動産業者
ではないかと思いますが、
地元九州の業者といっても知らないし、
東京の業者が九州の物件を
取り扱うのも稀です。
インターネットでコミュニケーションが
取れる時代とはいえ、
想い入れのある実家のことを、
ネットだけで済ますわけにもいきません。
つまり、
不動産の相談なのに、
不動産業者の
誰に相談するか、
わからない、
という、
なんともおかしな事態が
結構多くあるのです。
最終的には、
地元の不動産業者へ、
インターネットで問い合わせるか
飛び込みで訪問する、
または相続に関わる手続きの中で
不動産業者を紹介してもらう等が
多いケースとなりますが、
必ずしも自身が希望するような
分野に強い不動産業者に
巡り会うとは限りません。
実家の家のことですから、
不動産業者に相談するのは
間違ってはいませんが、
不動産業者なら
誰でもいいというわけではありません。
まずは、
実家をこれから
どうしていきたいのか?
ある程度イメージした上で、
そのイメージや考えに
近い分野の不動産業者へ
相談されると良いかと想います。