実家の売却活動は「売る」と決めてから、動いた方が良い理由
実家の売却のプロセスを、
お伝えしていますが、
お伝えしていますが、
本日は
「売却の決断をする」について、
お伝えします。
「売却の決断をする」について、
お伝えします。
【実家の売却のプロセス】
3、売却の目的の確認
4、売却の決断をする
1、売却のきっかけ・動機の発生
2、
3、売却の目的の確認
4、売却の決断をする
5、売却を依頼する不動産業者を選ぶ
6、媒介契約(売却を依頼する契約)
一般媒介 / 専任媒介 / 専属専任媒介
7、販売活動
ネット・チラシ掲載、お客様のご案内など
8、売買契約
9、契約内容に基づいた手続き
室内の片付け、建物の解体など
10、入金・引き渡し
11、売る目的の実行・達成
一般媒介 / 専任媒介 / 専属専任媒介
7、販売活動
ネット・チラシ掲載、お客様のご案内など
8、売買契約
9、契約内容に基づいた手続き
室内の片付け、建物の解体など
10、入金・引き渡し
11、売る目的の実行・達成
12、税務申告
実家を売却するのだから、
「売却の決断をする」と
あらためて言わなくても
良いと思う人もいるでしょう。
もちろん、
それはその通りなのですが、
実務の上では、
意外にこれは重要な項目だと
私は思っています。
というのは、
上記プロセスの2に関わってくるのですが、
実家のことで、関係者それぞれが、
様々な人に相談したり、
意見を聞いている中で、
いつの間にか情報が錯綜し、
独り歩きすることがあるからです。
どういうことかというと、
実家の売却を検討している関係者達が、
各人の知り合いや友人、
専門家などに相談した際に、
その相談した相手から、
「あの人の実家は売りに出るぞ」
という情報が流れる可能性があるのです。
もちろん悪意を持った、
個人情報に関わる行為であれば
問題ではありますが、
士業・業者間の連携が、
意図せずに情報の流出に
繋がることもあり得るのです。
例えば、ある兄弟の一人が、
税理士に実家の相続税の相談をした際に、
その税理士は、
「実際に売れる価格がいくらくらいなのか?」
が分からないので、
取引先の不動産業者に
売買相場を聞いたとします。
そうすると、
実際にはまだ売りには出ていないものの、
「いずれ売りに出る物件」として、
不動産業者が知ることになります。
また別の兄弟の一人は、
相続の名義の相談で司法書士に相談した際に、
その司法書士が実家の売却の進め方について、
取引先の不動産会社に確認したとします。
そうすると、
ここでも「いずれ売りに出る」情報として
不動産業者に、知られることになります。
その結果、
まだ正式に売るかどうかも
決めていない段階で、
「あの家は売りに出る」
といった情報が一部で広まる可能性が
出てくることになり、
場合によっては、
まだ正式に売ると決めていない段階で
すでに買い手が決まっているなんて状況も、
十分にあり得ることなのです。
こうした事態は実務の中では
ことの大小の差はあれ、
意外に多く見受けられます。
時には、尾ひれがついて、
全然違う情報になっていたなんて
ケースもあります。
したがって、
「売る決断をする」というのは、
身内や兄弟といった、
関係者全員の意思統一と
情報共有の証であり、
実家の売却においては
重要なプロセスの一つなのです。
関係者や所有者の売却の意思確認は、
売却活動の上で、最も重要な手続きです。
その意思確認の不備で、
売るつもりもない家が、
犯罪に巻き込まれて売られてしまった例も
実際にあります。
実家の売却が、
「なんとなく進む」ということは
ないとは思いますが、
具体的に実家の売却の話が進む際には、
身内や兄弟などの関係者で
「実家を売る」という意思を確認してから、
売却活動は進めていきましょう。