【空き家の解体は、壊す費用だけではありません。】
一般的に建物を解体するには、
解体以外にかかる費用もあります。
それは残置物の処分費用です。
残置物とは、
冷蔵庫、洗濯機、ソファ、食器棚、本、
机、ごみ、テーブルなど、
読んで字のごとく、
家に残され置いてある物です。
解体工事はあくまでも
建物の解体になるので、
室内外にある残置物は
解体工事の対象外になることが一般的です。
したがって、
「空き家を保有するのは大変だから、
建物を壊して更地にしよう」
と思ったら、
解体費用だけではなく
残置物の処分費用も
考えなければなりません。
私の経験上の費用感は,
100㎡(約30坪)くらいの建物で、
30〜50万円くらいですが、
状況によっては100万円単位で
かかるケースも多々あります。
※こちらの記事もご参照ください↓
「実家が空き家になる理由その⑧〜
「捨てる」「壊す」にかかるお金(費用)」
http://jikka-akiya.com/?p=892
「売却の為の「実家の片付け」よりも、
未来を創る「実家の片付け」にしよう!」
http://jikka-akiya.com/?p=549
片付けは、
実質的にかかる費用のほか、
片付けに割かれる
時間の損失も大きいです。
むしろ遠方に実家があったり、
シゴトのスケジュールが
詰まっていたりすれば、
むしろ後者の損失を
重要視する方が多いのでは
ないでしょうか?
私の経験上のお話をすると、
空き家内の片付けは、
時間をかけずに一気にやるのが基本です。
捨てる、捨てない判断をしたら、
廃品回収や遺品整理業者に来てもらって、
1日、2日で全て片付けた方が、
結果的には時間も割かれず、
片付けをする目的(解体・売却・賃貸など)
を早く達成できるので、
トータルの費用は抑えられます。
「処分費用がかかるから」と、
いらないものをネットで販売したり、
買取業者に引き取ってもらって、
少しでも収益にする手段もありますが、
よっぽどのお宝でない限り、
おそらく手間代の方が
高くつく方が多いと思います。
時間に余裕があり、
ゲーム感覚で楽しみ、
少しでもお金に変えたいというならば、
ネット販売や買取もお勧めしますが、
残置物は、
基本的には「いらないもの」と割り切って、
「全て捨てる」感覚で、躊躇せず、
一気に処分した方が良いでしょう。
解体工事・残置物処分の費用について
お伝えしてきましたが、
こういった費用も踏まえて、
空き家の実家の活用方法を、
考えていきたいものですね。