実家の相続、本当にそれだけですか?

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7月12日、世田谷区で都内初となる方法で、
老朽化された空き家が解体されました。

「世田谷区、所有者所在不明の空き家民法規定で解体」

 

〜7月13日 日経新聞より〜
→ http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB12H6U_S7A710C1L83000/

詳細はこちら↓
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/107/157/695/697/d00154408_d/fil/akiyakaitai.pdf

 

簡単に説明すると、
所有者が分からない空き家を、
不在者財産管理人が、
建物解体や敷地売却など、
一括して行えるようにしたとのこと。

「不在者財産管理人」というのは、
行方がわからない人の財産を管理する人で、
裁判所から選任されます。

 

2015年に空き家対策特別措置法が全面施行され、
周囲に危険や弊害を与える空き家は
行政によって強制撤去できることになりましたが、

この世田谷区の空き家は
都内で初めて
民法の規定に基づいた撤去ということで、
注目されています。

 

 

 

私が注目したのは、
なぜ不在者財産管理人が選任されるのか?
というところ。

それは相続等で、行方がわからなくなるから、

 

なぜ行方がわからなくなるのか?

相続登記をしないから。

 

なぜ相続登記をしないのか?

義務ではないから。
相続があったことを知らなかったから。

 

なぜ相続があったことを知らなかったのか?

そんな財産があるとは知らなかったから。

 

なぜそんな財産があることを知らなかったのか?

何代も相続があり、枝分かれになってしまったから。
黙って取得していたから。
両親が離婚して、相続人になっているとは知らなかったから。

 

なぜ黙って取得していたのか。

身内には知られたくない財産だったから

 

 

というように、
突き詰めていくと、
自分が知らない財産を
持っているかもしれない人は、
相当数いらっしゃると思われます。

 

今お元気なご両親も、
自分では気づかない財産や
人には言えない財産も
お持ちかもしれません。

生前に教えてもらえれば
それに越したことはありませんが、

本当に知らなかったり、
生涯黙って、墓場まで持って行こう
というような財産をお持ちの方も
少なからずいらっしゃるかと思います。

 

 

何れにしても、
相続が発生した時には、
司法書士などの相続実務を
専門に行っている方に相談しながら、
相続財産があるかどうかを
しっかり調べて、
親から引き継いだ財産を
無駄にしないようにしたいものですね。

 

親から引き継いだ家は、
迷惑だから「壊される」のではなく、
「豊かな人生を創る資産」
にしていきたいものです。