【実家が空き家になる理由】その④〜マイホーム購入したら実家はどうなる?(マイホーム購入のしやすさ)
私の事務所がある東京都武蔵野市は、
住みたい街で人気の高い
吉祥寺駅を中心として
昔から一戸建てが多く
建築・販売されてきました。
武蔵野市に限りませんが、
2020年の東京オリンピックを背景に、
今の不動産市況は比較的好調、
1%を切る住宅ローン金利も後押しして、
本当にマイホームが買いやすくなりましたね。
(ちなみに私が学校を卒業した平成4年は、
銀行金利が7%を超えていました!)
また少子化が進んでいるにも関わらず、
建売住宅業者は、建てて売らないと
売り上げが上がらないので、
建て続けなければならない中、
すでに需要と供給がミスマッチで、
売れずに大幅な値引きをして、
販売している物件も多く見かけます。
(私も建売住宅会社に長く勤務していたので、
売らなければならに事情は、ひしひしと
分かります。)
新築住宅がどんどん建築され、
マイホームを子育て世代が購入する。
マイホームを購入するということは、
その場所で定住する意思があり、
そして定住するということは、
「実家には戻らない」
ということは必然と考えられますよね。
将来的に売却するとか
賃貸に出すとか考えて、
マイホームを購入される方も
もちろんいらっしゃいますが、
都会で購入して、
便利で環境のいい場所に住んでしまったら、
その環境より不便を感じる場所には
なかなか住まないのが
現実ではないでしょうか?
また都会とは違った
自然や文化、環境を求めて、
「将来的に移住するかも?」
と思う人もいるとは思いますが、
親世代がいなくなってから、
移住するまでの期間が空き家になった場合、
草木の手入れや空気の入れ替えなど
建物の管理がしっかりできるのか?
という問題も出てきます。
(空き家管理業者に管理を依頼する
という方法もありますが、
少なからず費用はかかります。)
遠方にある実家だと、
分かっていても、
時間がなかったり、
なかなか足が動かない、
なんてことも、よくある話ですよね。
マイホーム購入は
個人の大きな夢なので、
私は大いにおすすめはしますが、
購入前にちょっとだけ、
実家を将来どうするのか、
家族内でお話してみるのも
いいかもしれませんね。
マイホームを購入する時だからこそ、
家族や実家の将来を考えるには、
絶好の機会だと私は思います。