不要な土地を高齢の親から引き継がないために〜子どもに“負の遺産”を残さない選択〜

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1. 親が所有する「不要な土地」という見えない負担

高齢の親が所有している土地の中には、使われていない別荘地や山林、原野など「実際には活用されていない土地」が少なくありません。
一見すると財産のように思えますが、実は子どもにとっては “負の遺産” になることが多いのです。

特に、利用予定がなく管理が難しい土地は、相続後に次のような負担を生みます。

  • ・毎年かかる固定資産税や管理費

  • ・雑草や倒木など、管理不行き届きによる近隣トラブル

  • ・すぐには売れず、処分までに時間と費用がかかる

「親が元気なうちはそのままでもいいか」と先送りしてしまうと、相続のタイミングで一気に現実が押し寄せてきます。


2. 相続してからでは遅い? 不要な土地を放置するリスク

相続は、突然やってきます。

土地は現金のように簡単に分けられず、処分に手間がかかります。もし相続が発生してから動き出すと、次のような問題に直面します。

  • ◉売却先が見つからない
    需要の少ない別荘地や原野は、買い手がつかず長期間所有し続けざるを得ません。

  • ◉相続登記の義務化
    2024年から相続登記は義務化され、3年以内に登記しなければ過料(罰金)の対象になる可能性があります。

  • ◉兄弟姉妹とのトラブル
    「誰が管理するのか」「税金を誰が払うのか」で揉めるケースも少なくありません。

つまり、相続後に処分を考えるのでは遅いのです。


3. 親が元気なうちにできる3つの対策

不要な土地を子どもに残さないためには、親が元気なうちに行動すること が重要です。具体的には次の3つの方法があります。

(1)売却して現金化する

需要のあるうちに売却してしまうのが最もシンプルです。固定資産税や管理の心配がなくなり、将来の不安を解消できます。

(2)業者や専門家による「引き取りサービス」を活用

最近では、利用できない別荘地や原野を有償・無償で引き取る専門サービスも登場しています。

「売れない土地だから…」と諦める前に、専門家に相談してみるのも一つの方法です。

(3)子どもと一緒に「今後の利用計画」を話し合う

仮にすぐに処分しなくても、子どもと一緒に「この土地をどうするか」という方向性を決めておくだけで安心感が違います。


4. 大切なのは「子どもに迷惑をかけない」こと

親にとっては「せっかくの財産だから残したい」という思いがあるかもしれません。

しかし、不要な土地は財産ではなく負担になるケースが多く、子ども世代にとっては迷惑になりかねません。

「子どもに迷惑をかけたくない」という気持ちがあるなら、元気なうちに整理することこそが、親から子への最大の“贈り物”になります。


5. まとめ

不要な土地は放置しておくと「負の遺産」となり、子ども世代に大きな負担を残してしまいます。

  • ◉固定資産税や管理の負担

  • ◉相続登記義務化によるトラブル

  • ◉売却困難による長期の所有リスク

これらを避けるために、高齢の親が元気なうちに行動すること が大切です。

まずは家族で話し合い、売却・引き取り・活用などの方向性を考えてみてはいかがでしょうか。

行動するのは今からでも遅くありません。


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