【固定資産税】維持費を減らす、税金を減らす、どちらを選びますか?
古い実家の活用には、
「売る」「貸す」「住む」「利用する」
という選択肢があります。
その選択肢は人それぞれ、
これからのライフプランにより決まります。
古い実家を自身や家族の為に活かそう、
そんな想いをもとに
選択肢は決めていくことになります。
しかしながら、その選択をする前に、
もうボロボロで修理も大変だし、
維持費もかかるから壊してしまおう、、
そんな思いも出てくることでしょう。
売りたいけど売れない、
売れないと維持費ばかりがかかる、
だったらお金がかかる建物を
まずはなくしてしまいたい、
その考えは理解できます。
しかしながらここで考えて欲しいのは、
固定資産税の金額です。
家がある土地は、家がない土地よりも
固定資産税は安くなっています。
具体的には、
固定資産税の基準となる土地の金額
(固定資産税評価額)が、
建物があると6分の1になります。
細かい計算はありますが、簡単にいうと、
家があると固定資産税は6分の1になる
ということです。(200㎡までの部分)
逆にいうと、家がないと、
土地の固定資産税は6倍になる
ということです。
維持費がかかるからと、
安易に建物を壊すと固定資産税が
大幅に上がりますから、
固定資産税と維持費のどちらを取るか
の選択になるということです。
どちらがいいのかは、金額や家の状況、
人それぞれの事情によるので
一概には言えません。
これから修理にどのくらいかかるのか?
壊すのにいくらかかって、
税金がどのくらい上がるのか?
一定のシミュレーションをして、
検討してみてくださいね。
追伸:
固定資産税は地方税です。
詳細については、
ご実家がある税務署等にご確認ください。