実家を解体して「そのまま放置」した場合に気をつけることとは?
様々な想いと事情があり、
実家を解体して土地にした後、
そのまま放置している方も多く見かけます。
なぜ放置しているか?
古い建物をそのままにしておくことに、
防犯や防災上不安だから、、
そうした理由で解体する人は、
解体した後のことを具体的に考えていない、
急いで何かする理由がない、
ということで、
そのまま放置しているケースが
多いのではないでしょうか?
古くなった実家を解体して、
「そのまま放置する」というのは、
大きな選択肢の一つです。
特に困ったことがなければ、
あえて何かする、動くことはないわけで、
そのままにしておくというのは、
ごく自然な考え方です。
ただ空き地を持っていると、
自分は何もしなくても、
問題になってくることも多いです。
代表的なのは、
・固定資産税の金額が上がる。
・勝手に使われたり、
不法投棄される可能性がある。
の2点です。
前者については、
多くのメディアで報じられていますが、
建物がなくなり、土地だけになると、
土地の固定資産税の軽減措置がなくなり、
土地の固定資産税は6倍に上がります。
諸々の基準はありますが、
土地のままで放置しておくと、
実家があったときに比べて、
税金が高くなる、
ということは知っておいてください。
後者については、
物理的に侵入しやすくなるわけですから、
侵入者や不法投棄の心配はありますよね。
それは不審者に限らず、
子供の遊び場だとか集まる場所で
勝手に使われることも十分あり得ます。
また、
草木が生い茂る面積が広くなるので、
草むしりの手間は今まで以上にかかり、
草むらに糞尿をする猫が住み着いたり、
虫が多くなるなど、
衛生面で注意すべきことも出てきます。
そして、除草剤、防草シート、交通費など、
空き地管理の費用もかかってきますので、
固定資産税の増額と合わせた、
維持管理費の負担は、
考えておかなければならないでしょう。
建物がなくなったからといって、
何もしなければ、
心配事がなくなるわけではありません。
実家を解体して、土地にした後、
その土地をいつ、どうするか?
実家の解体を検討するときには、
考えておきたいですね。