広すぎる実家の値付けの仕方
首都圏や都市部を離れると、
のどかで広々した家を
見かけることがよくあります。
自然に囲まれ、静かな環境の中、
ゆったりとした空間で、
ゆったりとした生活感が漂う、
そんな家です。
こうした広々した土地がある家を売りたい、
といったお話の際に、
「うちは広いから結構高く売れるのでは?」
といったことを言われることがあります。
「広ければ高く売れる」
これは間違ってはいませんが、
正解でもありません。
確かに土地の金額の出し方は
土地単価×面積なので、
面積が広い方が高くなるわけですが、
住むために、
そんなに広い土地を求める人は、
それほどいません。
簡単に言えば、
使わない、無駄な土地は
いらないということです。
なので、土地単価というよりも、
「全体でいくら」になるので、
相場よりも安くなります。
とはいうものの、
買い手の言い値にお任せしますでは、
いいように安く叩かれてしまうますし、
そもそも買う側としても、
検討する目処が立ちません。
こういった場合は、相場よりも、
この家を売ることで、
どんなライフプランを実現し、
そのためにいくら必要なのかを考えて、
売却金額を決めると良いです。
例えば、
今までかかった
片付けや修理費用分を回収したい、
住宅ローンを返済したい
海外に移住する費用にあてたい、
といった具合です。
目的を持って価格を決めると、
買う方も値付けに納得するし、
むやみに安い金額を言って来ることもしません。
広い家に限りませんが、
家を売るときは相場だけでなく、
売る理由、売る目的を明確にすると、
買い手も理解してくれて、
早い売却に繋がりますよ。