2021年度版 実家が売れない理由とは?
実家の売却を考える上で、
昨年からのコロナの影響で変わった
「実家が売れない理由」
を考えてみたいと思います。
まずこのメルマガを書き始めた
3年8ヶ月前にお伝えした
実家が売れない理由は以下の通りです。
◉人的理由
・遠方で、売却手続きが億劫。
・どうやって売却したら良いか分からない。
・売却の相談をできる人がいない。
・片付けが終わらない。
・十分な販売活動ができていない。
・相続手続きが終わっていない。
・売却しても、借金が返済できない 等々。
◉物理的理由
・古すぎる。
・駅から遠い。
・広すぎる。
・不具合や欠点(瑕疵)がある。
・周辺相場より高い。
・需要が少ないエリア。
・隣との境界線が不明。 等々。
◉法令的理由
・建て替えができない。
・建築の基準に合った道路に面していない。
・田や畑などの農地を持っている。
・新築住宅が建てられないエリアである。 等々。
これらの理由は
今も変わってはいませんが、
この時と今で、大きく違う日本の状態は、
コロナで人との接触が少なくなった分、
「オンライン化」が急速に進んだこと
だと考えます。
上記の理由の中には、
このオンライン化によって、
解決できるような問題点も出てきました。
オンライン化が普通になったことで、
距離の問題がなくなり、
「駅から遠い」といった物理的な理由は、
解決できるようになりましたし、
販売活動もネットでの情報発信のほか、
オンラインでの面談も一般的になり、
人的、心理的な距離も近くなりました。
逆に、
・オンラインの環境ができていない、
・オンラインが億劫、抵抗がある、
・オンラインに否定的
といった「オンライン化」自体に
対応できていないことは、
売れない理由の一つにもなっていると
言えるでしょう。
販売を依頼するであろう
不動産業者や関係業者がオンラインに
まだまだ十分に取り組めていなかったり、
売る物件のアピールポイントに、
オンラインやネットを利用したメリットが
十分に伝えきれていなかったり、
といったことが
考えられるのではないでしょうか?
そんなの当たり前でしょ!
と思うかもしれませんが、
まだまだ十分に生かしきれていないのは、
見受けられるところです。
オンラインをどれだけ十分に活かし切れるか?
実家の売却でも
十分に活用していきたいですね。