【高齢者の賃貸入居】まだまだ現実は厳しい状況です。
先日、賃貸物件探しのご依頼で、
高齢の親がひとりで住む部屋はないか?
とのご相談がありました。
高齢者の住まい探しは、
日常生活への不安や万が一の対応など、
貸す側も借りる側も気にかけることが
多くあります。
特に貸す側としては、
ゴミ屋敷化や孤独死などを懸念して、
高齢者入居を拒むことも多くあります。
今回のご依頼では、
家族が近くに住んでいて
万が一の時にはすぐ対応できることで、
賃貸物件を探しました。
高齢化が各地で進み、
高齢者の住まいへの対応も
進んできてはいるものの、
まだまだ浸透はしていないですね。
賃貸物件を取り扱っている
不動産業者に確認すると、
「高齢者」と言った瞬間に断られたり、
あからさまに乗り気ではない応対など、
相談すらものってもらえない状況でした。
住宅セーフティネットに登録された
入居者を拒まない住宅も探しましたが、
まだまだ数が少なく、
希望の条件にあった住まいは
見つからなかったですね。
こうした事情を
依頼者にお伝えしたところ、
今回は希望条件の変更で、
どうにか対応できそうな状況になりました。
人口が減り、
少子高齢化が加速している中で、
未だに高齢者に対応できる
住まいが少ないのは
どうにかしないといけないですね。
行政でもさまざまな施策には取り組み、
高齢者の入居も以前よりは、
少しはしやすくはなったと思いますが、
それでもまだまだ浸透はしていないのが、
肌みで感じます。
空室や空き家が増えて、
高齢者が増えているわけですから、
空き家・空室を埋める
入居者ターゲットとして、
高齢者は今や最有力候補なわけです。
この数のマッチングをどう行っていくか?
実家の空き家対策ではどう考えていくか?
次回に続きます。