【空き家バンク】コロナで、移住したくても、移住できない!?
お盆の帰省のことで、
ネット記事を眺めていたら、
最近、移住を考えている人が増えている、
との記事が目に留まりました。
内容を見ると、
ある県の空き家バンクへのアクセスが
増加していて、
移住相談の問い合わせも増えているとのこと。
ただ、新型コロナウイルス感染者が多い、
大都市からの移住相談のため、
担当者も頭を悩ましているとのことでした。
この記事のように、
新型コロナウイルスからの避難や
それによる働き方の変化で、
空き家の新しい需要ができてきたのは、
空き家対策を考える上では、
良かったことと私は思います。
ただ、移住受け入れ先の対応には、
まだまだ課題がありますよね。
そもそも空き家バンクを利用して
移住を考えるターゲット層は、
都市部からの移住です。
その狙った顧客層からの需要を
受け入れないとなると、
その行政の空き家の減少には
なかなか、つながらないですよね。
また都市部からの移住者ばかりを、
新型コロナウイルス感染者と決めつける
風評にも問題があります。
実際に都市部からの人の移動で、
感染が拡大している事実はありますが、
だからといって、
移住してきた人全てが感染源と
みなされるような対応があってはなりません。
都市部からの人の流れが、
人口増加、経済活動にも繋がるわけですから、
新型コロナウイルスを受け止める社会創りも、
これからますます大きな課題になってきます。
今は第2波として、
全国で感染拡大が再燃しています。
誰もが経験したことがない社会に
今私たちはいるわけですから、
不要な差別・偏見につながらないように、
国や行政担当者には、
しっかり対応していただきたいですね。