【実家の価格を知る】解体費用次第で、実家の活用方法も変わります。
昨日は、
実家の価格の具体的な調べ方について、
お伝えしました。
古い実家は、
ほぼ土地価格のみで考えても良いのですが、
建物には価値がないと判断されるため、
売却する時には、建物を撤去する前提で
考える必要があります。
したがって、
古い実家は、調べた価格から、
建物の撤去費用を差し引いて
考えなければなりません。
建物の撤去費用とは、
主に建物を取り壊す「解体費用」を指します。
この解体費用は、建物の構造や広さ、
現場の状況に応じて異なりますので、
一概にこのくらいとは言えませんが、
木造の家だと、
1坪(畳2畳)あたり4〜5万円くらいが
相場と言われています。
例えば、
30坪(約100㎡)であれば、
120〜150万円くらいが
目安ということになりますが、
この金額を、調べた実家の価格から、
差し引いて考えれば良いでしょう。
この解体費用には、室内の片付け費用や、
植木・庭石などの外まわりの処分費用は
含まれていませんので、
その分は別途考慮する必要があります。
これらの解体・片付け費用は
実家の活用を考える上で
大きなポイントになります。
解体・片付け費用が、
調べた実家の価格より上回っているかどうかで、
実家の活用の判断に
大きな影響があるからです。
実家を売っても、持ち出しのお金があるなら、
緊急なことでない限りは、
積極的に売却活動はしないでしょう。
そのまま何もせず維持するか、
一定期間貸して収入を得るか、
といった選択も必然的に出てきます。
こうした活用の選択肢を考える上でも、
解体・片付け費用の金額を把握することは
大きな意味を持ってきます。
解体・片付け費用の目安は、
「解体費 相場」「片付け費用 相場」
などと検索すると、
多くの記事が出てきます。
実家の大体の価格を調べたら、
ぜひ解体・片付け費用も
大体でいいので把握して、
実家の活用の判断に
役立ててみてくださいね。