空き家の実態調査が始まります。
昨日、国土交通省より、
以下の報道発表がありました。
◉空き家の実態について
調査します!
調査します!
〜空き家対策の推進に向け
皆様のご協力をお願いします〜
(国土交通省HPより)
この調査は
昭和55年から概ね5年ごとに実施していて、
今回で9回目とのこと。
空き家の実態調査というと、
今年9月30日に総務省から発表された、
「平成30年住宅・土地統計調査」で、
過去最高の
空き家数 848万9千戸 と
空き家率 13.6%
が有名な数字です。
◉平成30年住宅・土地統計調査
(総務省HPより)
今回の国土交通省の調査は、
この総務省の調査の中で、
空き家を所有していると回答した中から、
無作為に1万4千世帯を抽出して、
以下の項目を調査するとのことです。
(1)空き家の所在地、建築時期等について
(2)空き家の管理上の課題等について
(3)空き家の利用意向等について
5年ごとの調査ということですが、
この5年というスパンは、
直近の10年を見ても、
直近の10年を見ても、
スマホが当たり前になり、
AIの技術が進み、
キャッシュレスが普及してきたように、
ライフスタイルも大きく変わってきました。
国土交通省の調査では、
空き家の数や割合の確認ではなく、
ライフスタイルが変わっていく中で、
空き家が抱える問題が、
時代ごとにどう変わってくるのか?
確認できる調査ではないかと思います。
また年数が経てば、
空き家の築年月日も気になるところです。
新耐震基準と言われる
昭和56年6月1日以降に
建築確認を受けた建物も、
建築確認を受けた建物も、
築37年となってきました。
新耐震基準の家が、
どのくらいの築年数が持つのか?
性能や耐久性が向上した、
現在新築されている家が、
実際にどのくらい持つのか?
これは、
調査を重ねていかないと
わからないことです。
実際に、適切なメンテナンスをすれば、
50年、100年と持つと
アピールしている家も多くなってきました。
単純に空き家の数や割合だけに
注目するのではなく、
空き家が建てられた時の
時代背景や技術も踏まえて、
これからの空き家対策・空き家活用は
考えていくことになりそうですね。