片付けしないで、実家を売却するには?〜代表的な事例はこれです〜
昨日は、
実家を片付けないで貸すことについて、
お伝えしました。
「貸す」という手段があると、
当然「売る」という手段もあるわけですが、
実家を片付けないで、
売却することはできるのでしょうか?
実は、
家の中を片付けないで、
そのままの状態で売却しているケースは
結構あります。
具体的にいうと、
「競売」で売却された場合は、
家具・家電等があれば、
原則そのままの状態で売却されます。
では「競売」とは何か?
少しご説明します。
簡単にいうと、競売とは、
「裁判所が開催している
不動産のオークション」
のことです。
そして、出品される物件は、
住宅ローンが返済できなかったり
金銭がらみで揉めていたり、
誰も相続しなかったり、
といった、
いわゆる「訳あり物件」が出品されます。
こうした競売物件は、
人が住んでいたときそのままの状態で、
競売(オークション)に
出品されることが多いです。
そして、室内に置いてある
家具や家電をはじめとした
様々なもの(残置物といいます)は、
落札した人、つまりその家を買った人が、
処分することになります。
買った人は、
処分費用の負担があるのですが、
訳あり物件であることや、
残置物の処理など、
普通の売買にはないコストもあるので、
一般の相場より安い価格で
購入することができます。
※今は競売も一般相場の価格に近づいていて、
割安感も薄れてきています。
そんな競売物件と同じやり方で、
実家を片付けないで、
売ることはできるのでしょうか?
次回に続きます。