リノベ住宅は、リノベマンションより数が少ないからこそ、貴重なのです!
リノベーションマンションを
販売する不動産業者が多い理由、
本日は
「リノベーションできる
マンションの数」
について、お伝えします。
まず、マンションの立地的な特徴として、
建てられるエリアが限定される
ということがあります。
例えば、
5階とか10階とか、
高いマンションを建てるなら、
駅前とか商業地でないと、
建ぺい率や容積率などの諸々の法規制上、
高さが高く、広い床面積が確保できる
建物が建てられません。
したがって、マンションは、
必然的に利便性の良い場所に
建てざるを得ません。
戸建でもマンションでも、
マイホームを買われる人の多くは、
駅や商業施設が近い、
利便性の良い立地を求めます。
上記の理由のように、
マンションは戸建よりも
利便性がいいところにある物件が多いので、
不動産会社にとっては、
郊外の一戸建てよりも売りやすく、
事業としては取り組みやすいわけです。
それと、そもそも、
マンションの空き家も戸建に劣らず、
相当多くあることも、大きな理由です。
国土交通省の調査によると、
平成29年末時点での
マンションのストック戸数は644.1万戸。
マンションの居住人口は
約1501万人と推計され、
これは国民の約1割にあたるとのことです。
◉分譲マンションストック数
(国土交通省HP より)
これだけの戸数が、駅前や商業地などの
限定的な場所にあるわけですから、
利便性の良い、
リノベーションマンションとして
販売できる戸数も、相当数あるわけです。
なので、
リノベーションマンションを取り扱う
不動産業者も多いわけです。
こうした中で、
リノベーション住宅(一戸建て)は、
販売数が少なく感じるかもしれませんが、
決して数が少ないわけではありません。
リノベーションマンションが、
リノベーション住宅に比べ、
相対的に多く販売されている
にすぎません。
この状況をポジティブに捉えると、
利便性重視の
リノベーションマンション数が多いなら、
住環境重視のリノベーション住宅は
希少性があるということです。
また、必ずしも利便性の良さは、
駅前や商業地には限りません。
高速のICや工業団地、バス便で一定
の商圏ができているエリアなど、
戸建は戸建の、良い立地条件があります。
同エリアにある
リノベーションマンションにはない、
立地的な特性をアピールすれば、
リノベーション住宅を
希望する顧客は必ずいます。
古い一戸建てをリノベーションして、
売却する方法は、
実家の活用の選択肢の一つです。
リノベーションマンションが
多く販売されている状況を逆手にとり、
希少なリノベーション住宅として
アピールして販売するのも、
効果的な売却方法、
実家の活用につながります。
手間とお金と時間はかかりますが、
実家の売却を考える際には、
一度検討してみると良いですね。