「お金がかかって困る」場合の活用の選択肢
昨日は、
空き家の実家が、周囲に迷惑がかかって
困っている場合についてお伝えしました。
もう一つの困っている理由として、
「お金がかかって困る」
ことありますが、
これはどんなこと考えられるでしょう?
一言でいうならば、
「維持管理にお金がかかる」
ということです。
具体的には、
次のような支出が考えられます。
・固定資産税。
・光熱費。
・家の修理費用。
・浄化槽メンテナンス費用。
・実家に行くための交通費。
・植木の剪定費用。
・草むしりや掃除で出たゴミを捨てる費用。など
この他に、発生する支出として、
「タイムコスト」も見逃せません。
遠方の実家に
空気の入れ替えに行くのに、
交通費がかかるだけでなく、
実家に行って、作業して、帰ってくるまでの
時間も立派なコストです。
こうしたお金がかかって困る場合に
考えられる実家の活用の選択肢は、
「売る」選択に限るでしょう。
お金がかかって困っているなら、
お金がかからないようにするのが、
先決であり、
売却して、
維持管理にかかるお金を無くすことが、
最善の策です。
仮に実家を貸す場合を考えてみても、
維持管理に困るくらいに
お金がかかるということは、
貸しても、
維持管理のお金はかかるということです。
賃貸収入があっても、
貸すためのクリーニングや
リフォームは必要ですし、
固定資産税などの税金はかかります。
賃貸契約の内容にもよりますが、
貸している間に発生する
不具合への対応にも
費用はかかってくる可能性があります。
また何よりも、
貸した実家の不具合によって、
怪我をさせたり、
経済的な負担をさせたりして、
責任問題になる方が問題です。
空き家の実家にお金がかかって
困っているなら、
早急に売却して、
維持管理コストをなくす方が賢明です。
余計な空き家活用の選択肢を
考えることなく、
売却手続きを進めた方が良いでしょう。