東日本大震災から7年を迎え想うこと。
明日、東日本大震災が発生し、
丸7年の時が経ちます。
あなたは7年前のこの日、この時間、
何をされていましたか?
私は東京都の中野区で、
売却物件の視察中でした。
尋常ではない揺れでしたね。
電柱や家が激しく揺れているのが
はっきりとわかり、
立っていられず、地面に座り、
上から物が落ちてこないように
ずっと注意していました。
視察に来た物件に住んでいた人も、
大慌てで家から飛び出してきて、
周囲にいた人達の多くが
不安な顔をされていたのを覚えています。
家に帰るにも電車が止まり、
動く気配がないので、バスで実家に行き、
車を借りて家になんとか戻りました。
そして帰ってテレビをつけて見たのが、
あの流れ行く家や
飲み込まれる街の様子でした。
絶句でしたね。
言葉になりませんでしたね。
震災担当のニュースキャスターも、
続く津波や地震の情報に
「早く逃げてください!」
「身の安全を優先してください!」と、
職を忘れ叫び伝えていましたが、
その情報が伝わる間も無く、
多くの犠牲者が出てしまいました。
現地にいた方々におかれては、
まさに言葉にできない、
想像を絶する恐怖だったことでしょうし、
家族や仲間が目の前で流されてしまった
多くのお話は、どんなに年月が経っても
心が痛んで止みません。
あれから7年、
被災された方々の懸命の努力と
多くの人の助けによって、
復興も進んできました。
まだまだ多くの問題は残っているものの、
希望の光もたくさん見えてきています。
私は不動産業に携わる人間ですが、
この震災を通じて、
業として不動産に携わる者は、
不動産を通じて、
人が生きていくための
安全な生活の場と、
人の命や財産を守るのが
志命である
ということを、
強く、強く、痛感しました。
このブログを通じて、
実家の空き家対策について
情報発信していますが、
空き家であっても、
建物は安全な生活の場であり、
財産であることには変わりません。
実家が老朽化したからといって、
危険な状態でそのままにしておいて
いいということはありません。
東日本大震災によって
体験した悲しい現実と、
東日本大震災からの復興を目指す
被災者の努力と勇気を
今一度胸に刻み、
気持ちを新たに、
実家の空き家対策へ取り組み、
希望ある日本の将来のために
尽力していきたいと想います。