同じ「貸す」でも「アパート」と「実家」は違います。
各市町村の移住情報が、
地方の実家を「売る」「貸す」時に、
大きなアピールになっていることを
お伝えしてきました。
街の良さが分かり、
実家のある地域の魅力が、
「買いたい」「借りたい」と
検討している方へ伝わったところで、
今度は、
「実家そのものの
魅力はどうなのか?」
考えてみます。
実家を「売る」か「貸す」かで、
良いところ、イマイチなところは
違ってきますが、
まずは「貸す」視点から、
実家の魅力を考えてみます。
賃貸アパートやマンションを選ぶ際に、
借りる人が注目する人気の条件は、
多くのメディアで掲載されていますよね。
駅からの距離であったり、
コンビニや病院などの生活環境であったり、
また室内の設備であったりと、
借りたい人のニーズは様々です。
このブログでは、
空き家になっている古い一戸建ての実家
を対象にしていますが、
このような物件を「貸す」時の
アピールポイント、ウィークポイント(弱点)
とは、どういうところでしょうか?
そもそも、同じ貸す物件といっても、
賃貸アパートやマンションと実家では、
根本が違います。
賃貸アパート・マンションは
「人に貸すために」
建てられた物件」で、
実家は、
「家族が住むために」
建てられた物件です。
「人に貸す」というのは「事業」
であり、事業を行うにあたっては、
必要な投資もあります。
人気の設備を取り入れたり、
他物件との差別化を図るために
リノベーションをしてみたりと、
常に収支を見ながら
「賃貸経営」という事業を
行なっていきます。
対して実家の賃貸活用は、
「空いているなら貸してみようか?」
というように、最初から
不動産投資の考え方でくるわけではないので、
人に貸そうと思っても、
できるだけお金をかけない形で
行うことが多いです。
築40年以上経つような実家であれば、
賃貸に出すからといって、
リフォーム・リノベーションに
何十万も何百万もかけることは
あまりないでしょう。
したがって、
「実家を貸す」基本的なスタンスは
お金をかけず、現状のまま貸す
ということになると言えます。
では「現状のまま貸す」スタンスでの、
アピールポイント・ウィークポイントは
どういったところなのか?
次回に続きます。
→「実家を貸す時に、アピールすべきポイントは?」
http://jikka-akiya.com/?p=1413